COLUMN

外出自粛(ステイホーム)の過ごし方でさらに格差が広がる

某ウイルスの影響で緊急事態宣言が発令され自粛ムードで外に出られず、毎日どう過ごせばいいか分からない、ストレスがたまる人も多いと思います。ただ、自粛中の過ごし方次第では格差が広がるかもしれません。

外出自粛中は何をしていますか?

某ウイルスの影響で緊急事態宣言が全国的に発令され、

  • 外出自粛
  • 飲食店などへの営業自粛、休業要請
  • 長期休暇はステイホーム週間へ

など、国や自治体も総出で、

今は来ないで
外に出ないで
ステイホーム(家にいて)

などと何度も告知していますね。

それでも警告を無視して出かける人は出かけるので、100%感染を防止するのは不可能です。結局はそれぞれが自己防衛するしかありません。

企業も在宅勤務(テレワーク)、自宅待機などの仕組みを導入するところも増え、普段は家にいない人がいて戸惑いやトラブルが増えた家庭もあるようです(苦笑)

仕事をしている時はまだしも、長期休暇で家にいろと言われても、何をすればいいか分からない、暇すぎてもたない・・などといった切実な声も聞こえてきます。

ただし、このステイホームの間の過ごし方で、今後さらに格差が広がるといっても過言ではないと思います。

 

例えば2つのパターンを考えてみましょう。

一人暮らしをしているAさんとBさん。

某ウイルスの影響で仕事が在宅勤務になり、ステイホームで休みの日は、スーパーや薬局など生活必需品を購入しに行く以外は、外出しないとします。

 

(Aさん)

友人にも会えず、遊びにも飲みにも行けず、特にすることがないので、

  • 朝から晩までテレビを見る
  • テレビゲーム、スマホゲームざんまい
  • ネットフリックスなどのサービスをフル活用して映画やドラマを見まくる
  • Cショックが収束したら元の生活に戻るだろうと考える

 

(Bさん)

友人にも会えず、遊びにも飲みにも行けないのは確かに辛いけど、ピンチはチャンスととらえ、家にいるからこそできることをやる。

  • 読んでいなかった本を読む
  • 家の掃除をする
  • 不要な本や服などを整理してメルカリで売る
  • 昇進に必要な資格の勉強をする
  • 本業も今後どうなるか分からないので、在宅でできる副業や投資も少しずつ勉強と実践を始める
  • Cショックが収束しても、元の生活には戻らないと考える

 

いつか元の生活に戻るだろうから、年末年始やGWみたいな長期休暇が増えたと思って遊びまくって羽を伸ばそうと考えるAさん

 

Cショックは今までの常識は通用しない、在宅勤務が一般的になったら働き方も変わる、働き方以外もいろいろ大幅に変わるかもしれない、何があってもおかしくないから少しずつ準備していこうと行動するBさん

 

今は大きな差が出ていないかもしれませんが、長期的にみると、今の過ごし方が今後大きな差となって表面化するかもしれません。

アフターCを乗り越える人、そうではない人との違い某ウイルスの影響で外出自粛が続き、ストレスをためている人も多いですが、今の過ごし方でアフターCの時に大きな格差が発生していると思います。...

もちろん家庭環境は人それぞれ違うので、一概にはいえません。

ただ、例えば

子どもがいる家庭だと、学校が休校で、1日ずっと子どもたちが家にいて、3食すべて作らなければならない、学校の勉強もみる必要があるなどで、疲弊しているところもあります。

その場合、今までのやり方では家庭が崩壊してしまいかねません。

○○離婚といった言葉も話題になったように、某ウイルスは私たちの生活全般を根本的に変えてしまう力を持っています。

二極化がさらに進む

働き方に注目すると、

在宅勤務(テレワーク)に加えて、これまでもじわじわ浸透していた副業(複業)解禁がさらに進むと、稼ぐ人と、そうではない人の差がさらに大きくなると思います。

1つの会社に所属して通勤する必要もなくなって、在宅で働きながら、A社、B社、C社、D社の業務を同時にこなす人も増えるかもしれません。

在宅勤務や自宅待機で出社する必要がないから仕事がない、仕事をする必要がないと考えていると、容赦なく淘汰されます。

自宅待機だから特にすることがなくて楽だな〜といっている間に、自粛で外に出られないからこそ、この間に「仕込み」しておこうとしっかり準備や対策している人もいるのです。

某ウイルスの問題も、時間はかかっても、いつかは収束して、また日常生活をおくれるようになると思います。

その時に、全く何もしてこなかった人と、しっかり準備してきた人では、大きな差が出ますね。