例えば同じ5000円でも飲み会などの食事に使えても、本やセミナーには使えない人も多いです。金額は全く同じでも、このように印象や判断が変わってくるのはなぜなのか。
飲み代に使えても本や勉強に使えない理由
例えば財布の中に5000円入っていたとして、3日以内に、以下のどちらかに使わなければならないとします。
- レストランなどでの食事や飲み会といった外食費
- 本やセミナー代
あなたはどちらに使いますか?
もちろん、外食費に使うことが悪くて本やセミナー代に使うことが良いと言いたいわけではありません。お金を何に使うか、何に使うことに価値を感じるかは人それぞれです。
おそらく多くの人は外食費に使うことを選ぶのではないでしょうか。
「本を買うのはお金がもったいない、そんな余裕はない」と言っている人が、友人や会社の同僚などと飲み会に行った時は、ひとり5000円や1万円などを払うことも少なくありません。
ではなぜこのような現象が起こるのか。
レストランなどでの食事や飲み会は、お金を払うことで得られる結果やゴール、メリットが分かりやすく、本やセミナーは分かりにくいからです。
友人などと飲み会に行くと
- みんなで一緒に食事を楽しめる
- ワイワイ盛り上がると楽しい
- おいしいご飯を食べられる
- 自炊や後片付けがいらないので楽
といった結果やゴール、メリットをすぐに得られます。
その一方で本やセミナーは、何か読んだり参加したからといって、その場で明確な結果やゴール、メリットを得られるわけではありません。
本を読んだりセミナーに参加するだけで何も行動しなければ変わらないし、行動したから絶対に人生が好転する保障もない。
結果やゴール、メリットが保障されていないのに、たとえ5000円でも払う意味があるの?と考える人が出ても不思議ではありません。
通勤はできるけど複業や投資はできない理由
これも「飲み会には払えても本やセミナー代の支払いに迷う理由」と同様です。
興味はあるけど
- 複業(副業)は難しい
- 投資はリスクあるし怖い
- 仕事や家事育児で時間ない
- 家計ギリギリでお金ない
このような理由で、なかなか始められない人も多いです。
その一方で
毎日の通勤や会社の仕事は、たとえそれがどんなに嫌でも苦痛でも大変でも、続けられる人が多い。
上司や先輩後輩の愚痴を言いながらでも、毎日朝早く起きて満員電車に揺られながら通勤できるのはなぜなのか。
これは
たとえ状況に不満があっても、真面目に出勤して働けば毎月給料が入ると実感して分かっているから。結果やゴール、メリットがはっきり目に見えて分かるからです。
「もし今から、豚の生姜焼き定食を作ってくれたら100万円もらえます」と言われたら、たとえどんなに忙しくても仕事などを中断して作る人も出てくると思います。
その一方で
複業や投資は終わりがあるものではなく、お金の勉強や実践をしたからといって100%結果が出ると保障されているわけでもありません。
それだったら変にリスクをとらずに、確実に収入が得られるほうがいいよねと考えるのは自然なことです。
結果やゴール、メリットの見える化をするには
外食費や会社の通勤を例に挙げましたが、これらと同様にお金の勉強や実践でも結果やゴール、メリットをできる限り「見える化」することが欠かせないと考えています。
そのためにもやはり「環境」は欠かせません。
お金でも仕事でもプライベートでも何でもそうですが、
実際に
- 勉強している
- 経験している
- 結果出している
このような人がいる環境に入ってゴールやメリットが見える状況を作るのは大事だなと思います。
環境の重要性は以下の記事で解説しています。