- 将来や老後、日々の生活が不安
- 預貯金だけで大丈夫?
- 資産運用、資産形成ってしたほうがいい?
といった疑問を抱えている人は多いです。
では、どうすればお金の不安は解消できるのか。
- 一生懸命預貯金しておけば大丈夫
- 1億円貯金があれば勝ち組
- お金をいっぱい持てたら不安なくなる
このように考えている人も多いですが、たとえば10億円以上の資金があれば、お金の不安が一切なくなるとは限りません。
- 貯金がない時は、お金がないことの不安
- 100万円など少し資産が増えると、どうすればもっと増えるのか、減らさないためにはどうすればいいかといった不安
- 1億円、10億円といったレベルになると、資産がない時代に逆戻りするかもしれない不安。減らしたくない不安
といった感じで、レベルや状況に応じて不安の内容は変化するからです。
資産形成のロードマップが分からないから
もし、お金をいっぱい持っている人が、お金の不安は一切解消されるとしたら、宝くじに当選した人は全員幸せ、HAPPYになれるはずです。
ただし現実は
宝くじ当選者の5年後、10年後を調べると、なんと約90%の人が不幸になったと回答しているデータもあります。
宝くじの事例に限らず、例えばプロスポーツ選手も、自己破産するケースも少なくありません。
1億円、10億円、100億円など、一般人からすれば羨ましい限りの大金を稼ぐはずの人たちがなぜ不幸になるのか。
それはせっかく大金を稼いでも
お金の
・貯め方
・使い方
・増やし方
・守り方
が分からないから。
そのため大金が入ると
- 高級車を買う
- 高級タワマンに引っ越す
- 高級ブランドの服や靴、時計、カバンなどを身につける
- 食事は毎回高級ホテルのレストラン
- 友人などに無計画に奢りまくる
といった感じで散財してしまう。
気づいたら資金が底をつくわけです。
これではいくらお金を稼いでも、底に大きな穴があいたバケツに一生懸命上から水を入れ続けるようなもので、ザル状態。これでは意味がないし、一生お金の不安は解消されません。
お金の不安を解消するには、資産形成への道、マップを明確にする必要があります。
例えば登山をするとき、まずはマップ(地図)で山の全体像やルートを確認して、
- どのくらいの時間がかかりそうか
- どのようなリスクがあるか
- どのような服装や装備が必要か
確認してイメージを膨らませたうえで登り始めます。
お金の場合も同じです。
まずは、資産形成への道(ルート)やマップ(地図)はどうイメージすればいいのか、どのような状態になれば将来や老後の不安が解消された状態になるのか「知る」ことが大切です。
ほとんどの人はそれが全くない状態でお金を増やそうとするので
- ネット上などの甘い誘惑に釣られて、中身のない怪しい案件に預貯金の大半を突っ込む
- 怪しい案件や詐欺師に騙されてお金を失う
- 騙された経験がトラウマとなり、お金や資産形成全般が怪しく見える
- 投資は詐欺、怖いと思うようになって、ますます預貯金に傾倒する
- 思考停止で、とにかくひたすら預貯金する
- お金は使ったら減るだけといった強い恐怖感に包まれて貯金依存症になる
- 全然お金増えないし、不安も解消されない
となります。
いきなり手段に走るのは、かかる時間やリスクなど全く何も考えずに、半袖やスーツ姿で富士山やエベレストに登り始めるようなもの。
テレビ番組で芸能人や一般人が半袖やスーツ姿でエベレストに登り始めたら「いやいや、あなた何してるの?無謀過ぎる!」といった批判が殺到するはずです。
実は「半袖やスーツ姿でエベレストに登り始める」のと同じことを、お金や資産形成では多くの人がやってしまっているのが現状です。
お金を増やすにはもちろん手段も大事ですが、目的を明確にしたうえでそれに沿った手段を選んでいく。
ほとんどの人は手段が目的化しています。
預貯金ではお金増えない
資産運用(投資)の考え方や導入、実践はますます欠かせなくなります。
今まではお金(収入)を増やすには、「無駄遣いせずに一生懸命働きなさい」でしたが、労働だけではまずお金は増えないし、お金の不安は一生解消されません。
いまも多くの人は
・労働
・預貯金
・保険
これらでカバーしています。
在宅勤務やテレワークを導入するところも増えたものの、
- 毎日満員電車に揺られながら通勤
- 1日8時間以上働き
- 給料をもらい
- そこから生活に必要なものを支払い
- 余ったお金を貯金する
- 将来の不安や不測の事態については、とりあえず保険に入ってカバーする
このような感じではないでしょうか。
これで自動的にお金が増えたらいいですが、預貯金の利率も、いまは年利0.001%、定期預金でも0.01%から、高くても0.1や0.2%程度です。
ほぼゼロの状態で、銀行や郵便局にお金を預けても、全くお金は増えない。その一方で預貯金も投資なので減るリスクはある。
ほとんどリターンがない投資に毎月一生懸命お金を入れている人が多い。
複利計算で「72の法則」がありますが、これに当てはめても、預貯金でお金を増やすことがどれだけ無謀なのか分かります。
「72の法則」とは元本を倍にするのに必要な時間が分かる計算式です。
もし銀行の利率が8%とすると、「72÷8=9年」となり、元本が倍になるまでに9年かかります。もし100万円を預貯金すると、9年後に200万円になる計算です。
では今の利率の場合はどうか。
普通預金の利率は年利0.001%です。
「72÷0.001=72000年」
つまり、100万円を預貯金すると、200万円になるまでに72000年かかります(笑)
もはや預貯金のみで資産形成するのは現実的ではありません。
どうすればお金の不安が解消されるのか
- 資産形成の目的設定、道(ルート)の考え方を学び明確化
- 明確にした目的や道に沿って手段を選択
- 新しいことに挑戦し続けてスキルを身につける
- 複数の収入源を構築する
- 情報発信をする
- 稼いだお金(元手資金)を投資に回して、お金にも働いてもらう
解説していきます。
新しいことに挑戦し続けてスキルを身につける
資産形成の目的や道を明確にした後は、「新しいことに挑戦し続ける」必要があります。
心理学で現状維持バイアスといって、自分もそうですが、変化を嫌って今の状態のまま変わろうとします。
ほとんどの人は高校や大学を卒業して、会社で働いて毎月給料をもらいながら生活していく形です。
昔は終身雇用と年功序列で、たとえ自分が好きではない、キツイ、嫌な仕事だったとしても、一生懸命働けば、少しずつ役職もついていって、給料も右肩上がりに増える時代がありました。
銀行や郵便局の普通預金の利率も8〜10%くらいで、働いて得た給料を預貯金すれば、自分が特に考えなくても自動的に資産が増えていった時代です。
ただし、いまはもはやそのような時代ではありません。
終身雇用や年功序列は崩壊して、給料は右肩上がりに上がるどころか、下がる。
このような時代だからこそ、
- 常に新しいことに挑戦し続ける
- 「自分はこれが天職だ」と思えるものを探し続ける
新卒や転職で「この仕事は自分の天職」と思えている人は素晴らしいですが、ほとんどの場合はそうではないと思います。
自分の周りでも多いですが
- この仕事本当はやりたくない
- この仕事をこれからもやり続けていいのだろうか
といったモヤモヤや悩みを抱えながら、今日も通勤するといった感じを繰り返しています。
現状に不満や不安がある以上は、いまとは違う何かに挑戦し続けて、自分の目的にあった手段や天職とは何か、これを見つけるのは重要です。
いきなり「自分なりの正解」を一発で見つける必要はありません。
- メルカリで服を転売してみる
- ブログを書いてみる
- SNSに投稿してみる
- ライティングを勉強してみる
- デザインを勉強してみる
- 動画編集を勉強してみる
- プログラミングを勉強してみる
- フィットネスに興味があるならトレーナーの仕事も調べてみる
他にも例えば、事務職でプライベートでも旅行やお土産の手配、情報収集などが得意であれば、オンライン秘書とかも選択肢に入るかもしれません。
Aをやってみよう
↓
あれ、キツイな
↓
じゃあBやってみよう
↓
やっぱり違うな
↓
(向いていないと思っている)Cはどうだろう
↓
あれ、意外に面白い、楽しいかも
↓
よしCを本格的にやろう
といった感じです。
そこで得た知識や経験、スキルは財産です。
例えば服の転売で月20万円稼ぐ人もいるし、慣れてきたら服の転売をしながら、なかには外注して時間を確保し、自分はデザインを学んでそれも仕事にするパターンもあります。
そうすることで複数の収入源を構築していくと強いですね。
情報発信をする
何か本格的に取り組むものが決まったら情報発信をするのもおすすめです。
自分の場合は、お金の対策や働き方、育児に関する情報を発信しています。
情報発信することで自分自身アウトプットの訓練になったり思考の整理をすることができます。
「そんなことして意味あるの?大変そう」と言われることもありますが、自分自身好きでやっている、これやりたい!と思ってやっていることなので苦ではありません。
好きなことやしたいことを軸に人脈が増えたり交流が深まると人生も楽しくなると考えています♫
お金にも働いてもらう
そうやって仕事で稼いだお金を全部飲み代に使うなど、消費や浪費に使ったら意味がありません。
稼いだお金の一部を元手資金(種銭、軍資金)として投資に回します。
これは人それぞれ考え方や価値観もあるので正解はありませんが、投資家になるのも1つの選択肢です。
別に投資家1本に絞れとかではなく、投資家兼ビジネスマンといった感じで、収入源のひとつに投資を組み込むことは、これからの時代は特に「マスト」です。
日本人は預貯金大好き人間で、全く増えない場所に資産の大半を置いて、自分ばかり働いています。銀行や郵便局に預けられたお金は特に何もせず、ただ眠っている状態です。
これでは非常にもったいないし、いつまで経ってもお金は増えません。お金はただ寝ていて、そのお金のために自分だけ一生懸命働いている、お金の奴隷になってしまっている構図です。
そうではなく、せっかく稼いだお金なので、お金にも一生懸命働いてもらいましょう。今まで寝ていたお金たちは叩き起こしましょう(笑)
・自分も働く
・お金も働く
馬力は1つよりも、2つ、3つ・・とたくさんあればあるほど強いです。
そうすることで、最初は労働で稼いだお金も、複利の力が加わることで増えていき、増えていけば、今までできなかったことにチャレンジできるようにもなります。
よくある質問
たくさん貯金したら安心ですか?
いまは利率ほぼゼロの状況で、預貯金だけで資産形成は現実的ではありません。
たとえ1億、10億といった貯金があったとしても、お金の使い方や考え方を知らなければ、最悪自己破産する可能性もあります。
給料少なすぎて無理
手取りが毎月10万円代で生活厳しいです。
その場合は転職しましょう。
給料は個人の能力だけで決まるものではありません。
業界の構造的に低く抑えられてしまっているケースがあるのも事実です(飲食店、介護、保育など)
もちろん、その仕事が好きで天職と思ってやっている人も多いですし、世の中には必要なもので、飲食や介護、保育などを否定するつもりは全くありません。
飲食の仕事をしながらWEBライターの仕事をする人もいます。
ただ、給料が少ない、仕事が大変でキツイ場合は、転職で脱却するのも選択肢の1つかなと思います。
もう年齢が高いから厳しいよね
年齢は大きな問題ではありません。
「今が一番若い」わけなので、気づいていながら挑戦しないほうがリスクあると考えています。
無知は罪です
手取り収入10〜20万円で、将来不安だからといった理由で、本人もよく分かっていない状態で、営業マンに勧められるまま自分に合わない金融商品を買って毎月3〜5万円払う人もいます。
無知からくる恐怖やリスクを抱えている人はかなり多いです。
多くの人は
- このままで大丈夫なの?
- 一生懸命働いて月10万、20万って無理やん
- 働いて貯金するだけでお金増えないやん
- 老後2000万円不足って誰が達成できるの?
- よく分からずに入った保険、このままではいけないよね?
などと潜在的には気づいている。でもどうすればいいか分からないし、考えるのも大変で面倒くさい、やっぱいいか・・の繰り返し。
だからこそ、お金の勉強をし続けるのは自分や自分の周りの大切な人を守る意味でも欠かせないと考えています。
まとめ〜結論〜
いろいろ説明しましたが、結局のところ
お金の不安をなくすには自信をつける必要があると考えています。
自信がないから、これどうしよう、あれ大丈夫かなと次から次へと不安が出てきてキリはありません。
自分自身がまさに今までそうで、
目的設定や地図もないまま手段ばかり考えて、怪しい暗号資産の案件やネットワークビジネスにお金をつぎ込んで、大失敗しました。
これではいけないと思い、お金の考え方を学べるセミナーに参加したことがきっかけで「これで老後問題解消できるやん」と明確になって自信を持つことができた。
このように書くと、なんだか怪しく聞こえますが(笑)本当にそうなので、他に表現しようがないです。
それで「これって、それこそ全員まずは知っておきたい内容だよね」と考えて、自分自身も発信するようになりました。
再度復習ですが
お金の不安を解消するには
- 目的設定、道の明確化
- 自信をつける
- そのうえで目的に沿った手段選び
- 常に新しいことに挑戦し続けて天職探し
- お金にも働いてもらう
一発で全て解決する魔法の稼ぎ方なんて世の中には存在しません。
自分自身、これからも愚直に続けていきます。
今回の記事が参考になると嬉しいです。