資産運用や投資に興味があるけど、何から始めたらいいか分からない、リスクあるからやっぱり怖い、不安でたまらない人も多いのではないでしょうか。このような場合はどのように対策すればいいのか解説します。
まずは小さく始めてみる
早速結論ですが、タイトルにも書いた通り「まずは小さく始めてみる」ことが大切かなと思います。
- 投資(資産運用)はリスクあるし怖い
- お金減ることもあるんでしょ?そんなの絶対に嫌だ
- 損する可能性に対してかなり恐怖心がある
- 恐怖心や不安とどう向き合えばいいの?
このようにお金や資産形成にアレルギーがあるほど、なかなか前に進めないことも多いです。
その場合は小さく始めてみましょう。
例えば
- 楽天ポイント投資
- PayPayのボーナス運用
- ビットコイン(BTC)を1000円分買ってみる
このような感じで少しずつ経験するところから始めます。
ポイント投資やキャッシュレス決済のボーナスをメインの運用にしましょうといっているわけではありません。
あくまで
- 資産運用とは何か
- お金を動かすってどういうこと?
- お金が増えたり減ったりってどういうこと?
- どんな感じで値動きするの?
- どんなメリットデメリットがあるの?
- どんなリスクがあるの?
- どんなリターンがあるの?
といったことも実践を通して経験を積み重ねていきます。
もちろん
- FXなどのデモ口座
- 本やネット検索で勉強
これらの手段でも学ぶことはできますが、なんといっても「自分のリアルマネーを投じて行う実践」に勝るものはありません。
「自分のリアルマネーを投じて行う実践」というと、
いきなり株式投資に100万円投資しましょうとか、不動産投資の勉強しましょうとか、よく分からない暗号資産の案件に100万円払いましょうとかなるから、
資産運用や投資、お金の勉強未経験の人ほど「本当に大丈夫かな」と恐怖心や不安が先に来て、なかなか第一歩を踏み出せないまま、時間ばかり過ぎていきます。
「投資をするなら最低でも10万、100万ないといけない」みたいな決まりや強制力はありません。1000円、1万円でも、とにかく自分のお金で始めてみる。
リスクなしで実戦経験が積める方法
さきほど紹介した
- 楽天ポイント投資
- PayPayのボーナス運用
- ビットコイン(BTC)を1000円分買ってみる
といった方法だと「リスクなしで実戦経験を積む」ことができます。
例えばビットコインを1000円分買う場合
- 取引所の開設手続き
- 取引所と販売所の違い
- 各取引所の違い
- ビットコインの買い方
- ビットコインの売り方
- コインの保管方法
- 利益の上がり下がり
- 他にどんなコインがあるのか
- 暗号資産のメリットデメリット
- 暗号資産はどんなリスクがあるのか
といったことを実践的に学ぶことができます。
たとえ1000円でも自分自身のお金を使うので、これをきっかけに
- ビットコインや暗号資産の仕組み
- ブロックチェーンとは何か
- 暗号資産の将来性
- 金融や経済の仕組み
- 現在の金融や経済状況
などを真剣に学ぶようになるし、仮想のお金で遊ぶデモ口座や本やネットで調べるだけとは全然違います。
もちろんポイント投資や少額投資とはいえ、「投資に絶対はない」のでリスクゼロというわけではありません。
ただし、ポイントの場合は、現金払いだと元々発生しなかったものですし、ビットコインを1000円分買う場合も、極論ゼロになっても被害は1000円で済みます。
実戦経験を積めるわけなので、たとえ失敗したとしても経験は残り、被害を受けるどころか、勉強代として学びが得られて、ほぼメリットでリスクゼロです。
これでも
- ポイントがゼロになるのは嫌です
- たとえ1000円でもなくなるなんて信じられない
と過度にリスクを気にする人もいます。
ただ、これは厳しい言い方をすると何もできません。
投資に限らず仕事もプライベートも、リスクゼロでリターンだけ丸儲けできるものは存在しないからです。
例えば
車を運転する場合は、交通事故にあうリスクを負いながらも、それ以上のリターン(目的地にはやく着ける、電車よりも楽、車内で自分の時間を持てるなど)を感じるからこそ使っているはず。
普段あまり意識しないだけで、私たちはリスクとリターンを天秤にかけて、リスク以上にリターンが大きいと判断すると、それを選んでいます。
ちょっとだけ痛みや負担感がある金額へ
ポイント投資や少額購入で、資産運用へのイメージがついてきたら、「ちょっとだけ痛みや負担感がある金額」で始めるのがおすすめです。
確かにポイント投資やビットコインの1000円購入は気軽に始められますが、ハードルが低い分、
- コンビニやスーパーで1000円分のパンやおにぎり、野菜を買った
- カフェでケーキセットを注文した
こんな感覚であまり力が入らないまま終わってしまうケースもあります。
そこで「本気で」投資や金融、経済のことを実践的に学んでいきたい、面白そうと思ったら、「少しだけ痛みや負担感を感じる金額」で始めてみましょう。
例えば1000円なら「別になくなってもいいか〜」と考えていても1万円出せば、「1万円出したわけだから真剣にやろう、勉強しよう、別になくなってもいいか〜といった金額じゃないし」となるかもしれません。
5万円、10万円となると、さらに「本気度」が増すかもしれません。
巷には月100円から始められる投資信託とかもあります。
確かに実践的に学べますが、月100円では全然増えないし、積み立てている感覚も薄くなって、あまり金融や投資の勉強にも身が入らないデメリットがあります。
サブスクリプション(定期購入)で月100円、500円といった少額の支払いの場合、契約しているけど全然使っていない、そもそも契約していることすら忘れていることはありませんか?(笑)
自分事として捉えるためにも「ちょっとだけ痛みや負担感がある金額」で始めるのも1つの考え方かなと思います。
まとめ
今回は
- とにかくお金のことは全然分からない
- 「投資=怖い、詐欺、怪しい」でしょ?
- お金が増えたり減ったりすること自体が怖い
- 恐怖心や不安しかない
といった方向けに
まずは小さく始めて、実戦経験を積み重ねていきましょうといった話をしました。
今回はポイント投資やビットコインを例に説明しましたが、ポイント投資や暗号資産をメインに資産形成しましょうといった話ではありません。
あくまで
- 実践の最初の第一歩を踏み出す
- 利益の上がり下がりを経験する
これを経験する手段の1つとして使うのもいいのかなと思っています。