コロナ禍で働き方やお金の常識、生活様式も一変しましたが、
・働き方の変化
・お金のこと
・世界情勢の変化
どこか他人事になっている人が多いように感じています。
働き方の変化
コロナ禍になる前から、働き方改革は叫ばれていて、国もプレミアムフライデーキャンペーンなどを行いましたが、あまり浸透していませんでした。
そのようななかで、このような事態になり、たとえ嫌だとしても、働き方を強制的に変えざるをえない状況になっています。
今まで全くテレワーク(在宅勤務)に縁がなく、そもそも導入の検討すらされていなかったのに、
ZOOMやTEAMSなどのツールが急きょ導入されて、まずは「シフト制」でテレワークが始まった人もいます。
自分自身は2013年頃からインターネットビジネスを始めて、在宅勤務を行っていますが、当時はかなり好奇な目で見られたものです。
- 本当に仕事しているの?
- 実はニートじゃないの?
- いつかは真面目に就職して働けよ
- 今のうちだけ、どうせ続かない
- 現実はそんなに甘くないよ
などと、たとえ悪気はなくても、いろいろ言われたこともあります。
それが今は
- 自分には難しいけどすごいね
- 今考えたら最先端行っていたんだね
- 先見の明があるんじゃないの?
- 仕事とプライベートどう分けているの?
- 在宅勤務って意外に難しい、モチベーションの維持とかどうしているの?
などと言われたり相談される機会も増えました。
もちろん自分も人間なので褒められたら嬉しいですが、どこか他人事のように、違和感を感じるのも正直なところ。
自分自身、超能力者でもないですし、まさか世界中でコロナ禍の影響が広がって、短期間で生活様式が一変するとは思いませんでした。
在宅勤務やオンラインを使ったビジネスに関しても、先見の明とか全くなく、結果的にそうなったというだけの話です。
お金のこと
お金の話をすると反応が人それぞれ違うので興味深いです。
「お金」といったキーワードを発した時点で、すごく警戒心を上げて構える人もいれば、「えっ?何の話?もっと聞かせて」と前のめりになる人もいます。
なかには、「お金=怪しい」とか、難しいイメージも強いのか、あまり考えたくない、得意な人に丸投げして任せておけばいいといった感じの人もいます。
- みんな(周りで)そんなこと(投資など)やってる人はいないよ
- もし万一国民がお金で困ったら国や企業がなんとかしてくれるでしょ
- 金融機関に勤めているパートナーに任せている
- 自分はしていないけど、パートナーが投資しているから任せている
- お金は仕組みも複雑で難しいからよく分からない
- お金、お金ってあまり考えたくない
といったケースも多いです。
これらも他人事になってしまっているパターンです。
お金に関しては、それぞれの状況や家族構成、資産形成の目的、とれる手段などは、全然違うので、「正解」は存在しません。
日本は同調圧力が強いので、
「みんな(周り)でそんなこと(投資など)やってる人はいないよ」となりがちですが、周りがどうとかは実はあまり関係ありません。
「もし万一国民がお金で困ったら国や企業がなんとかしてくれるでしょ」
これについては、以前「年金2000万円問題」なども大きな話題になりましたし、国も面倒をみられない時代になりました。
たとえ大手企業でも安心できない時代になり、いつまで働けるか未知数で、企業に頼ることもできない。
金融庁が「貯蓄から資産形成へ」といったスローガンを数年前から掲げていますが、
「国や企業はもう面倒みきれないので、自分の日々の生活や老後対策は自分でしていってね」といったメッセージです。
パートナーにお金全般を任せている人、住宅ローン等を共同名義で組む人も多いですが、これもかなりリスクがあると思います。
たとえかなり仲が良かったとしても、もとは他人なので、いつ何時どうなるか誰にも分かりません(苦笑)
順風満帆のときは問題なくても、逆境の時にどうなるのか考えておかないと、とんでもないことになってしまう可能性もゼロではない。
離婚とかで揉めた時、住宅ローンを共同名義で組んでいると、マイホームをどうするのか、骨肉の争いになりかねません。
ほかにも
例えばビットコインなど暗号資産の投資案件をしている人がいて、
「ご家族はご存知ですか?」と質問すると、「そんなの教えられるわけないじゃない!絶対に無理、バレたら終了」などと言われることもあります。
もちろん、考え方は人それぞれですし、たとえ自分に何かあっても「墓場まで持っていく」と割り切って行っているなら別です。
ただし、そうではない場合は違和感が残ってしまいます。
悲観的に考えるというより、ある程度は最悪の事態も想定しながら設計していく考え方が大事なのかなと、自分自身は考えています。
自分の人生なので、最終的に責任を持つのは親でも、パートナーでも、子どもなどではなく、自分自身です。
世界情勢の変化
詳しくは前回の記事でも書きましたが、コロナ禍で私たちの生活は一変しました。
これは自分自身も永遠の課題ですが、進化論でもいわれているように、「変化に対応しない(進化しない)ものは淘汰される」と考えています。
時代の変化とともに、働き方やお金の考え方もアップデートしていく必要があります。
『これまで』
- 良い大学を卒業して、大手企業や官公庁に就職して、真面目に働いたら一生安泰(終身雇用、年功序列)
- 就職して会社から給料をもらう働き方が当たり前
- 給料は無駄遣いせず、預貯金すればいい(平均年利8%などで回っていた)
- 退職金、保険、年金の充実
『現在、これから』
- 終身雇用、年功序列の崩壊
- たとえ大手企業の社員や公務員でも安心できない
- テレワークの浸透で通勤という常識の変化
- ひとつの会社で働く考え方の変化
- 複業(副業)の解禁や浸透
- 預貯金だけしてもお金は全く増えない(年利0.001%)
- 退職金、保険、年金がもらえない可能性
このように、親世代とは全く状況が異なります。
かつての常識はもはや非常識に変化しています。
「無駄遣いせずにコツコツ貯金しなさい」を鵜呑みにしてしまうと、資産はほとんど増えない現実があります。
お金についても、日本はまだまだ話題にすることすらタブーといった感じが強いですが、
家庭で堂々とお金のことを話し合える環境を作るのは非常に大事だと考えています。
まとめ
働き方の変化、お金のことを、他人事から自分事へ変えていかないと、これからは生き残れません。
最終的に責任を持てるのは自分だけだから。