某ウイルス騒動の影響は日に日に深刻化しています。
最近では緊急事態宣言が延長されるニュースも出ましたが、正直1ヶ月、2ヶ月で解決する問題ではなく、1年、2年、場合によってはそれ以上、長期間にわたって低迷するかもしれません。
生き残る個人や法人は?
企業の業績はますます悪化し、非正規社員だけでなく正社員も安泰ではなく、リストラの嵐が起こり、たとえリストラされなくてもボーナスは消滅、給料も削減されて、生活苦になる人も激増します。
某ウイルス騒動は確かに深刻ですが、これまでも、これからも似たような有事は定期的にやってきます。
スペイン風邪
世界恐慌
オイルショック
通貨危機
バブル崩壊
ITバブル崩壊
失われた20年30年
リーマンショック
東日本大震災
これらを経験して、生き残る個人や法人と、そうではない個人や法人は何が違うのか。
いろんな特徴があると思いますが、
周りをみていると、生き残っている人ほど
- ギラギラしていない(過度のお金自慢をしていない)
- 欲をかきすぎない。そもそも欲があまりない。
- いつ何が起こってもおかしくないと危機意識がかなりある。
- 業績が良いからと油断せず、人員やオフィス規模等も拡大しない。
- 小回りがききやすい「1人社長、1人経営」の人が多い。
- 税金対策、有事対策のために無難に手元資金を置いている。
このような感じのケースが多いですね。
仮に今回の某ウイルスの件で収入が激減し、1〜2年無収入になったとしても、必要最低限の生活をすることで持ちこたえられるように、あらかじめ準備しているわけです。
- そんなもん、今このような状況になったから言えるだけだろ?
- 言われなくても分かっている
- 言い方や内容が上から目線でウザい
- 結果論でしかない
いろんな考え方、感じ方はあると思いますが、このような厳しい状況になってしまったからこそ、誰かを批判ばかりしていても始まりません。
- 国や自治体の対応が遅い
- 緊急事態宣言を延長するべきだ、解除するべきだ
- 都市封鎖(ロックダウン)するべきだ、してはいけない
などと、ニュース評論家みたいになってしまうと、ただ時間が無駄に過ぎていくだけ・・
その時間を、
- 在宅勤務(テレワーク)に使う
- 全然読めていない本を読むことに使う
- 家族とのマネー会議に使う
- 副業や投資の勉強、実践に使う
ほうが、はるかに有意義です。
変化に対応していく必要がある
今回の騒動をきっかけに、働き方の部分では今後ますますオンライン化が進むと思っています。
最近では若年層を中心に、スマホしか使ったことがなくパソコンが全然使えない人が増えています。
1ユーザーの立場であれば問題ないかもしれませんが、仕事となると、まだまだそうもいかないのが現実としてあります。もし「自分はスマホだけで仕事がしたい」と思う場合は、自分でその仕組みを作ったほうがはやいですね。
年齢に関係なく在宅勤務(テレワーク)ができないと話にならない時代が来ています。
- パソコンが使えない
- 自宅にWi-Fiやネット環境がない
- テレビ会議システム(ZOOMなど)の使い方が分からない
- チャット(Slack、ChatWorkなど)の使い方が分からない
といった従業員は、これからどんどん切られていきます(汗)
通勤して、オフィスに出社して、ほぼ毎日リアルで顔をあわせる環境では、仮に全く全然仕事ができなくても、ITが苦手でも「あの人は愛嬌があるから、性格が素晴らしいから、ムードメーカーだから」といった理由で重宝されても、これからはそうもいきません。
それと同時に、仕事ができる、できない、会社にとって必要な人材、そうでない人材まで、はっきりさせてしまいます。
こんなの冷たいじゃないか!
私もそう思いますが、嫌でも必然的に会社での働き方は変わっていきますし、働く個人も変化を受け入れて対応していかなければ生き残ることができません。
自分のスキルを見つめ直す
最終的に責任をとる、とれるのは自分自身しかいません。
いざとなれば、国も自治体も、他人も、責任をとってくれないし、相手は必死に助けたいと思っていたとしても、助けたくても助けられない状況もあると思います。
そのような前提で、生き残るためにどのようなスキルを持っているか、今後どのようなスキルを身につけていくのか、緊急事態(非常事態)の今だからこそ、自分や自分の周りの大切な人の人生の棚卸しをしていきたいと、思います。