某ウイルスの影響は多方面で深刻になり、現在は外出自粛、営業自粛ムードが広がっていますね。
GWなど長期休暇になると人が移動しやすいので、感染拡大が進むおそれがあり、人との接触を80%以上減らしてください〜みたいな呼びかけもされました。
このようなとき、日本はマニュアルを作ることが多いですが、今回も例外なく新しいマニュアルが発表されました。
政府の専門家会議が決定した「人との接触を8割減らす、10のポイント」は最たる例だと思います。
- ビデオ通話でオンライン帰省
- スーパーに行く時は1人か少人数ですいている時間に
- ジョギングは少人数で公園はすいた時間、場所を選ぶ
- 待てる買い物は通販で
- 飲み会はオンラインで
- 診療は遠隔診療
- 筋トレやヨガは自宅で動画を活用
- 飲食は持ち帰り、宅配も
- 仕事は在宅勤務
- 会話はマスクをつけて
NHKなどメディアでも報道されたので、ご覧になった人も多いと思います。
思考停止になっていませんか?
これを確認したとき、「ここまで提示しないといけないのか」と正直思いました。
失礼を承知でいえば「小学生じゃないんだから、もっと自分でできるかぎり考えていこうよ」って感じです。
日本はよくマニュアル大国ともいわれますよね。
国家レベルの災害対策だけでなく、会社の業務でもきめ細やかなマニュアルが作られ、それらに沿って動くことが求められます。
今回の某ウイルスのような、マニュアルが存在しない事例が起こると
前例がないから、未曾有の事例が発生したから、想定外の事態が発生したから・・などと急に慌てだし、困惑してマニュアル外の行動をとることが難しくなってしまうのです。
これでは今後も何か「想定外」のことが起こると、自分で考えて行動することができず、政府や自治体の指令を待っている間に被害が大きくなってしまいます。
思考停止になってしまうのはなぜか。
いろんな理由が考えられますが、「正解か不正解かといった内容に偏った学校教育」も問題だと感じています。
定期試験を受け、正解したら○、不正解だと☓になりますよね。
もちろん基礎や基本を学ぶ意味では大切かもしれませんが、世の中のほとんどは正解も不正解も存在しません。
自分や家族などにとって何が最適なのか、それぞれの状況に応じて、その都度考えて行動しなければ生き残っていけません。
そのことを小中高、大学でも全然教えません。
社会に出て始めて、世の中には正解や不正解といった単純な問題では片付けられないことが山ほどあることに気づき、困惑してしまうのです。
お金の稼ぎ方、資産運用といったお金のふやし方、家計管理などもそうですよね。
基本的な考えや家計管理の方法といったマニュアルは存在しても、収入や支出、家族構成、将来どうしたいかなどは十人十色で人それぞれ違うわけなので、正解はありません。
「人との接触を8割減らす、10のポイント」も、そもそも、わざわざマニュアルにする内容ではないですが、正解でもないですね。
外なら換気もできて、3密じゃないから、マスクなしでジョギングとかも全然問題ないと思っても、無意識にウイルスをばらまいているかもしれません。
飲食は持ち帰り、宅配を活用しても、今度は食中毒など別の問題やリスクにも注意する必要があります。
こんなことを言い始めたら「重箱の隅をつつく」みたいな感じになってしまいますが、とにかく完璧なマニュアルなんてないし、何が正解で、何が間違っている、不正解とか全くないのです。
まとめ
思考停止状態で
政府や自治体が、自粛しろと言うから自粛する、外出してもいいよと言うから外出する・・これでは、いろんな意味で搾取されるだけです。
最終的には政府も自治体も、誰も責任はとってくれません。
自分や家族など周りの大切な人を守れるのは自分だけです。
今後生き残っていくためにも、テレビやネットニュースなどを鵜呑みにせず、自分の頭で考えるクセを、つけていきたいですね。