COLUMN

緊急事態だからこそ大事なこと

緊急事態 大事なこと 心構え 有事

某ウイルスの影響は日に日にとんでもないスピードで広がっており、緊急事態宣言が出て、外出自粛も強く要請されるようになりました。

見えない敵への恐怖や不安が蔓延し、外に出たくても自由に出られないといった不自由さもあって、人々のストレスはたまり、「○○うつ」「○○疲れ」といった言葉も話題になっていますね。

メディアの影響力

仕事仲間、友人、親戚、祖父母などと、ほぼ毎日のように電話やWEB会議をしていますが、日に日に、周囲の不安、恐怖心が拡大していると感じます。

見えない敵への恐怖、感染しないように、周りにうつさないように、できる限りの対策を、これからもしていくことは大切ですが、それ以上に危ないものもあります。

いろんな情報が錯綜し、それこそ「情報ウイルス」が蔓延して感染拡大しているように思います。

テレビをつけると、どのチャンネルでもニュースやワイドショーで似たような話題を流しまくっていて、ネットをみても、本当か嘘か分からない情報があふれかえり、疑心暗鬼を生む・・

  • 少し咳をする人がいたら「あの人まさか!」と反応してしまう。
  • 「今日の感染者数は○人」等のニュースを見るとビクビクする。
  • 買いだめ、買い占めのニュースがあると、「自分だけ遅れをとるわけにいかない」と考えてしまう。

ニュースをつけると、画面上部や左右に、大きな帯状で「○○県 感染者数○○人」「緊急事態宣言による影響 休業要請・・」などと、次から次へと物々しく流れるので、穏やかではありません。

心身ともに疲弊し、周りの人間も信じられなくなり、情報ひとつひとつに一喜一憂して、ピリピリして、他のことに手がつけられなくなってしまいます。

ますます心身ともに病んでしまい、何をするにもやる気がなくなる、覇気がなくなる・・このような「情報ウイルス」が、隠れた脅威かもしれません。

それだけ無意識のうちに心身ともにコントロールしてしまうメディアの影響力は凄まじいものがあります。

私も親がニュースの見過ぎで、うつのような症状が出てしまったため、「気になると思うけど、ニュースは見るな」と言い、テレビを見たいときは、楽しい映画やドラマ、笑えるコメディーなどを見るように言いました。

地上波だけでなく、いまはネットフリックス、フールーなど、家にいながら、みたいものをみられるWEBメディアも多いですよね。

某ウイルスの場合は、外出自粛をして物理的に遮断することができても、情報ウイルスはネット上に漂っているため、「駆除」するのは簡単ではありません。

テレビを見なければいい、パソコンを見なければいいといった単純なことではなく、スマホもありますし、自分自身が全て情報を遮断したとしても、近所の人や家族が会話をすれば、嫌でも聞こえてきます。

免疫力を上げる

今の時代、情報ウイルスを完全に遮断するのは不可能です。

無数の情報を見聞きしても、冷静に取捨選択する、振り回されないようにする対応力が必要です。

精神的な免疫力を上げていかなければ、心の部分、内から汚染されてしまいます。

精神的な免疫力が下がると、肉体的な免疫力も下がってしまい、万一ウイルスに感染してしまうと、あいつらの思うつぼになってしまいます。

どんなに対策しても、どこから来るか全然わからないので、感染するときは感染してしまいます。

感染してしまっても、できるかぎり重症化しないようにする。これが、今後ますます必要になります。

悲観的になっている暇はない

今回のショックを機に、あらゆるものが180度変わるかもしれません。

  • 経済の仕組み、構造
  • 収入のとり方、稼ぎ方
  • 働き方
  • 勉強、学校、教育のあり方

どれが、というより、全部です。

仕事は原則オンラインで毎日出社する必要がなくなり、企業も高い賃料がかかる大きなオフィスを維持する必要がなくなるかもしれません。

東京や大阪、名古屋など、大都市の駅前に通勤する必要がなく、「地方は仕事がないから」といった今までの考え方も通用しなくなる。

仕事のために、わざわざ都会にいる、就職で上京するといった必要性もなくなり、全国に人口が分散され、年末年始やGWなどのUターンラッシュなども、見られなくなるかもしれない。

極端な話かもしれないけど、極端な話ではないかもしれない。

そんな夢物語のようなことが起こるか!と今までならバカにされたかもしれないけど、いよいよ現実味を帯びてくる可能性もある。

そのような時代の変化のときに、あなたはどう乗り越えますか?

そう考えたらテレビなどのニュースに怯えて悲観的になっている暇はありません。

緊急事態だからこそ、「今自分ができることは?」を考え、1mmでも前へ進む必要があると、自分自身思っています。