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【保存版】資産形成でやることは5つだけ

資産形成や投資に興味あるけど何からやればいいの?何をすればいいの?と悩んで結局何もできないまま時間だけ過ぎてしまうパターンも多いのではないでしょうか。

いろいろ難しく考えてしまいがちですが、やることは5つだけです。

今回はこれについて解説します。

資産形成でやることは5つだけ

やることは5つ

  • お金の全体像や考え方を学ぶ(土台固め)
  • 目的を明確にして、それに沿った手段を選ぶ
  • 手続きをする
  • 定期的に状況を確認する
  • 余った時間で新しいことを始める

本質的にはこれだけ。

(例)
長期の積立投資

  • 将来や老後不安の解消
  • 残りの人生全て運用して将来的に相続できるもの
  • 積立投資の契約手続き
  • 管理画面で運用状況の確認(引越しで住所変更などが発生したら登録内容の変更)
  • 別の柱を作るための活動を始める

といった感じ。

最初は契約手続きがあるので面倒くさい部分もありますが、その後は毎月カード払いなどで自動的にお金の置き場所を変えられます(お金の引越し)。

目先の状況や情報に一喜一憂することなく、冷静に淡々と毎月積み立てていくだけ。

あとは余程のことがない限り、定期的に管理画面などで状況を確認したり、引越しで住所が変わった、クレジットカードを変えたいといった登録内容に変更があれば、その手続きをするくらい。

投資と聞くと、デイトレーダーのように机に画面何個も並べて1日中にらめっこのイメージが強いかもしれませんが、それは上級者向けです。誰もが目指すやり方ではないと考えています。

トレードが大好きで寝ても覚めても1日中チャートとにらめっこして取引したい場合は別ですが、「運用はプロに任せて余った時間で余暇や好きな仕事を楽しみたい!」と考える人が多いのではないでしょうか。

資産形成でやること5つについて、もう少し詳しく説明します。

お金の全体像や考え方を学ぶ

  • そもそもお金って何?
  • 資産形成って何?
  • 投資って何?ギャンブルとどう違うの?
  • 手段の前に目的が大事な理由は?
  • 怪しい情報や案件などに騙されないようにするには?

このような知識(土台)をまずはしっかり固める必要があります。

残念ながら日本にはまだ本格的な金融教育が全くない状態です。

2022年から高校の家庭科で投資信託の授業が始まるみたいですが、ツッコミどころ満載で、これからも本当に必要な金融教育が「官ベース」で作られる可能性は低いと思います。

老後の年金2000万円問題が以前話題になったように、国も会社も面倒見てくれる時代ではなく、自分で自分の日常や将来、老後の資産づくりをしていかなければなりません。

だからこそ、ただ待っているだけでなく「民間」の自分たちが積極的に学んで、自分で資産形成していく必要があると考えています。

これらのことを自分自身、非常に強い危機感を持ったため、金融教育の活動も2020年から本格的に始めました。

金融教育の重要性を伝えて、過去の自分みたいに、よく分からない案件などにお金を出し、よく分からない間にお金がなくなるケースを減らしていきたい!自分で投資判断できる力を持つ人を増やしたい!と考えています。

目的を明確にして、それに沿った手段を選ぶ

一体何のためにするの?

これをはっきりさせる必要があります。

例えば長期の積立投資の場合は

  • 将来や老後不安の解消のため
  • 老後資金の構築のため
  • 不労所得の構築のため
  • 自分だけでなく将来子どもなどに相続させるため
  • 運用はプロに任せて余った時間を好きな仕事や遊びなどに使うため

といった目的が考えられます。

短中期の投資の場合、

多少リスクは高くなるけど

  • ある程度まとまった資金を一括運用したいから
  • 長期積立は時間がかかるので、それよりも短期でお金を増やしていきたいから
  • 今まで貯めた資金を預貯金として眠らせておくだけではもったいないから

といった理由や目的が考えられます。

FXの裁量取引の場合は、自分でトレードして、いつでもどこでも稼ぐスキルを身につけたい、相場(チャート)の動きや専門用語などをより深く身につけたいといった理由や目的が考えられます。

  • 目先の情報や状況に一喜一憂したくない
  • 残りの人生全て複利期間にする
  • 運用はプロに任せて余った時間を好きな仕事や遊びなどに使いたい

このように考えている人が

よし、じゃあFXのトレードの勉強をしよう!となるのは、ちょっと違う感じがします。

もし専業デイトレーダーとしてバリバリ稼げるようになったとしても、1日中画面から離れられない生活になったら、余った時間を好きな仕事や遊びなどに使うことは難しくなります。

「投資をしよう」と考えて「よし、株がいいかな、不動産?」などと、いきなり手段に飛びつきがちですが、これではお金を増やすどころか減らすリスクが高いです。

一体何のためにそれをするの?といった目的を明確にして、それに沿った手段選びをしていくことが大事です。

手続きをする

何か運用を始めようとなったら、当然ながら実際に始めなければ意味がありません。

手段の種類によって内容は変わりますが、

  • 契約手続きをする
  • 証券会社や取引所の口座開設をする
  • お金を入れていく

といったことを行う必要があります。

ただ、これが面倒くさいと感じて、いつまでも始められないパターンは非常に多いです。

本やネットなどで勉強することも大事ですが、勉強が目的になってしまって、そこから先に全然進めないパターンも少なくありません。

実際に始めなければ意味がないです。

定期的に状況を確認する

仕組みを作ったら、あとは定期的に「いまどのような状況になっているのか」確認します。

運用を始めるとログインIDやパスワードが発行されて管理画面が開設されることも多いです。

長期の積立投資の場合は、目先の状況に一喜一憂する必要はないので、自分の管理画面で、運用状況や登録情報を月1回くらい確認して、大きな問題がないか確認するくらいです。

余った時間で新しいことを始める

長期積立投資(投資信託)の場合、実際の運用はプロが行うため、個人投資家の自分たちがすることは、毎月決めた金額をクレジットカードなどで払ってコツコツ積み立てていくこと。

基本的にこれだけです。

引越しなどで住所が変わったり、決済に使うカードを変更したいといった登録内容に変更があった場合に会社に申請して変更手続きをするくらい。

これらの登録内容変更手続きは、投資に限らず、様々な場面で行うもので特別なものではありません。

最初の手続きをしたら、あとはお金が働いてくれる仕組みができるので、自分がずーっと働かないと回らない状態ではない。

このように長期的な軸ができたら

その後は、例えば

  • リスク分散のために別の会社の積立運用をする
  • 少しリスクをとって短中期の為替投資をする
  • 融資を受けられるなら不動産投資も考える
  • 検証のためFXや暗号資産の運用も始める

といったことを始めることもできます。

このように、自分のかわりに働いてくれる分身、仕組みをコツコツ作っていくイメージですね。

収入の柱はいくつあっても多すぎることはありません。

ほとんどの人は何もしない

資産形成や投資と聞くと

  • 受験勉強みたいにたくさん勉強して暗記しなければならない
  • 難しいスキルやテクニックが必要

などとハードルがかなり高いと思われがちです。

なかにはそのような上級者向けのトレードもありますが、投資だからといって全部そうとは限りません。

金融機関に就職してトレードをしたり、世界的な富裕層相手にプライベートバンカーのような仕事をしない限り、一般の投資で、むしろ知識やスキルで難易度が高いのはごく一部です。

ただ、イメージ先行の「弊害」などもあるのか、

ほとんどの人はいろいろ悩んで何もしません。

長期の積立投資も

  • やる目的を明確にする(将来や老後不安の解消など)
  • 契約手続きをする
  • あとは原則放置で定期的に状況を確認する

これだけですが、

  • お金の勉強するのは面倒くさい
  • 概要や仕組みを理解するのは面倒くさい
  • 契約手続きするのは面倒くさい

など、いろんな「面倒くさい」気持ちが勝ってしまう。

不安な気持ちになって、ネットでいろいろ検索したらネガティブな情報がたくさん出てきて、いったいどの情報を信じたらいいか、ますます疑心暗鬼になる。それで不安や恐怖はどんどん増して、結局何もやらない。

このパターンは非常に多いです。

株やFX、暗号資産(暗号通貨、仮想通貨)にしても興味を持つ人は増えていますが、いざ始めるとなると「証券口座の開設が面倒くさい」となってやめていく。

これはお金に限った話ではありませんが、自分自身も含めて、何をするにしても「面倒くさい」わけです。

仮に「これをやれば絶対に毎月100万円増える運用」があったとしても、最初の手続きが面倒くさくてやらない人が90%以上を占めます。

そもそも今回の記事も長いので、読むの面倒くさいな〜となって99%の人は離脱していると思います(苦笑)

もちろん、いろいろ面倒くさいです。できることなら自分が何もせず寝てるだけで毎月100万円以上入ってきて、食事を作ってくれて、車の運転や家の掃除などのメンテナンス、スケジュール調整などの秘書的業務をやってくれる人がいたら、どんなに嬉しいか(笑)

ただし実際は最初からそのような状況があるわけなく、自分でコツコツ作っていく必要があります。

確かに特に新しいことに挑戦するときは色々面倒くさいけれど、長期積立の場合は最初の契約手続きが完了するまでが一番面倒くさいのであって、ずーっと続くわけではありません。

最初の面倒くさい時期を乗り越えたら、後は資金管理しっかりやって、定期的に状況確認すればいいだけ。

積立投資で毎月3万などを払うと、お金がなくなり続ける感覚になりやすいけど、「お金を移動させて置き場所を変えている」と考えています。

通常の消費だとモノやサービスを買って終わりですが、積立の場合は、引越し先でお金が働いてくれて、複利がかかる。最初は小さい火だとしてもコツコツパワーをためていく感じ。

そう考えたら心強いです。

  • 最初の面倒くさい手続きを乗り越えて、毎月3万円や5万円をコツコツ積み立てていったAさん
  • 面倒くさいし別にいま生活に困っていないからと、結局何もしないまま過ごして、とりあえず貯金だけしたBさん

両者の間には20年、30年、40年・・と時間が経つほど資産は数千万、場合によっては数億円規模で「格差」が雪だるま式に拡大していきます。

  • 面倒くさいけど、これを乗り越えたら後は楽できると思うか
  • やっぱり面倒くさいからいいや〜と思うか

どちらを選ぶかで今後の人生は大きく変化していきます。

まとめ

資産形成や投資と聞くと

・めっちゃ難しそう
・怪しいそう
・詐欺が多そう
・高度な知識やスキル必要

などと思われがちですが

実際にやることは5つだけです。

やることは5つ

  • お金の全体像や考え方を学ぶ(土台固め)
  • 目的を明確にして、それに沿った手段を選ぶ
  • 手続きをする
  • 定期的に状況を確認する
  • 余った時間で新しいことを始める

これら5つを
淡々と繰り返して、

1つできたら次へ
またできたら次へ

といった感じで

収入の柱をコツコツ作っていく。

もちろん働いて収入を得ることも大切です。

ただ、いつまでも自分が健康でいられるとは限らないし、自分は問題なくても家族など周りの大切な人が倒れて、仕事をしたくてもできない状況が発生するかもしれない。

その時に、自分のかわりに働いてくれる、お金を生み出してくれる仕組みや装置があるかないか。

これはかなり大きいです!

精神的、肉体的、経済的にも全然違います。

さいごに

年金2000万円問題が話題になり、副業解禁や早期退職のニュースが増え、国も会社も一生面倒見てくれる時代ではなくなりました。

その一方で、日本にはまだ本格的な金融教育が全くなく、ネット上に転がっている、中身があるのかどうかも怪しいような案件や情報に振り回されてしまうケースも多いのが現状です。

これらの「ギャップ」に苦しみ、せっかく資産形成や投資に興味を持ってもトラウマを抱えて撤退する人も後を絶ちません。

これっておかしくない?と考え、

金融教育の重要性を伝える活動をしています。

過去の自分みたいに

よく分からない案件などにお金を出し、

よく分からない間に気づいたらお金がなくなっていた!

このようなケースを減らしていきたい!

自分で投資判断できる力を持つ人を増やしたい!と考えています。

今回とりあげた内容は資産形成セミナーでも説明しているので、

  • お金のこと何とかしたい
  • 何かしないとやばくない?
  • 何かしなきゃと漠然と思うけど何からやればいいの?

といった悩みや不安を持っていたら、ぜひのぞいてみてください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございます!