COLUMN

受動的なドMから能動的なドMへ

タイトルを見て

・意味不明
・謎すぎる
・ついにおかしくなった?

など、いろんな感想を持たれる方も多いかもしれません。

ただし、本人はいたって真面目に今回も書いています。

日々いろんなことを考えますが、最近特に考えるのは「自分自身を含めて世の中にはドMが多いのでは?」ということ。

そして、ドMにも受動的なドMと能動的なドMの2種類があって、人生をより良くするためには、能動的なドMになるほうがいいのでは?と思います。

補足

今回の内容も個人の見解です。あくまで価値観の問題で何が正解、不正解とかはありません。また、誰かを批判したり挑発するものでも全くございません。概念として、こんな考え方、見方もあるんだな〜と参考になれば幸いです。

結論

そもそも受動的なドM、能動的なドMとは何か。

2種類のドM

(前提)

どちらも一般的には
キツイこと、大変な状態

(受動的なドM)

  • 本当は嫌でやりたくない
  • 生活のために仕方なく
  • 不満を抑えながら
  • イライラしながら

やっている状態。

(能動的なドM)

  • 自分がしたいことを
  • 自分が好きなことを
  • 楽しいことを
  • ワクワクすることを

やっている状態。

自分をドMと分かっているパターンも多い。

ほとんどの方は「受動的なドM」状態です。

いったいどういうことなのか。

受動的なドMとは?

会社員(サラリーマン)をしながら給料をもらって生活をしているパターンが多いと思います。

  • 毎日朝早く起きる
  • 満員電車に揺られて通勤
  • 会社に着く頃にはすでに疲れている
  • 嫌な上司や部下との関係にストレスがたまる
  • 取引先に頭を下げまくる
  • 残業したくなくても残業する
  • また満員電車に揺られながら帰宅
  • 帰ったらヘトヘトで爆睡

独身の人、結婚している人、子どもがいる人、家族構成は様々なパターンがあり、もちろん上記はあくまで一例ですが、似たようなパターンで日々過ごしている人も多いかもしれません。

  • 自分は通勤、満員電車大好きです
  • 今の仕事が大好きで、残業とかも関係なし
  • 疲れるけど、やりがいMAXで不満は全然ない

こんな感じだとすごく充実していて、あとでも説明する「能動的なドM」状態になっていると思います。

ただし、

  • 朝起きるのが大変
  • 本当は会社行きたくない
  • 満員電車なんか乗りたくない
  • 通勤が大変でもう辞めたい
  • あの人と一緒に働きたくない

などと不満を抱えながら我慢して毎日過ごしている人が多い。

  • そんなに嫌なら辞めたら?
  • 今すぐは厳しくても、独立に向けて少しずつ準備しよう

と提案しても

  • いやいや、現実そんなに甘くないから
  • みんな我慢しているから自分だけ勝手なことはできない
  • そんなこと(独立、複業、投資など)は理想に過ぎない

などと反発して、結局いつまでも今の状態を(自分で決めて)続けるわけです。

この状態こそ、まさに「受動的なドM」では?と思いました。

本当は嫌だけど
不満はあるけど
愚痴もあるけど
イライラするけど
本当は何とかしたいけど



やっぱり

仕方ないよね
現実は甘くない
みんなも我慢している
簡単に人生変わらない

などと
自分を納得させる

この「ループ」を場合によっては、社会人になってから定年まで40年くらい続ける人もいます。

今まではそれでもなんとか通用したかもしれません。

バブル崩壊前の高度経済成長期は、今では考えられないくらいはるかにブラックな環境でもガムシャラに働けば、終身雇用で守られ、年功序列で給料も上がる仕組みでした。

その一方で今はどうか。

終身雇用、年功序列はすでに崩壊し、新卒で入った会社に定年まで勤め上げる人のほうが今後も少なくなる。

  • 経団連のトップも「終身雇用・年功序列は維持するのが難しい」と発言
  • 国や企業は副業解禁してダブルワークを促進
  • iDeCoやNISAなどの制度を作って、貯蓄から資産形成の流れを作った

このような流れからも

「国や会社はもうあなたの将来や老後は面倒みられないし責任もとれないので、現役世代のはやいうちに気づいて勉強して、自分でコツコツ対策していってね。あとはよろしく〜」

と言われている状態です。

それに、コ□ナで、今まで当たり前と思われてきた社会の仕組みが、ある日突然、強制的に変えられる、変わる可能性もあるということを見せつけられました。

これに気づくかどうか、気づいた上で対策していくかどうかで、貧富の差はますます広がっていくと思われます。

能動的なドMへ

お金で絶対に買えないもの、後悔しても取り戻せないものの中に「時間」があります。

子どもも新社会人も経営者も大富豪も、1日24時間は平等に与えられた資源です。

人間は誰でも年をとるわけで、時間は無限ではなく有限資産だからこそ、これをどのように効果的に、有意義に使うのかが大切になってきます。

そう考えたら、

いつまでも「受動的なドM」に時間を使っている場合ではないと、自分自身は考えました。

せっかく同じ時間を使うなら、嫌なことや心身ともにストレスフルになることに使うのではなく、自分がしたいこと、楽しいこと、ワクワクすることに使いたい。

それが実際には最初はかなり大変なことだとしても、

誰から強制されるわけでもなく自分で決めたことで、

楽しい!ワクワクする!これをコツコツ積み重ねていったらとんでもないことになるかも!と思えたら良いな〜と思っています。

  • そんなこと自分にはないよ
  • 一部の特別な人間だけでしょ?

と考えていませんか?

ご自身が気づいていないだけで、人は誰しも好きなこと、興味があること、楽しいこと、ワクワクすることは持っているはずです。

子どもの頃に昼夜時間を忘れて好きなゲームに熱中して、親に叱られたことはありませんか?(笑)

もちろんゲームじゃなくても、好きなことや楽しいことに熱中して、時間を忘れて取り組んだことはありませんか?

はたからみれば、「そんなゲームばっかり10時間以上して疲れないの?」と思うことでも、本人はめちゃくちゃ楽しくやっているわけです。

このようなことは誰しも持っています。

ほとんどの人は忘れているだけで、大人になるほど「現実世界」を知って、だんだん好奇心がなくなっていき、何か興味を持っても「現実甘くないから」とフタをしてしまう。

大人だから子どもみたいに楽しんではいけないっていうのも思い込み。

もちろん最初から楽なことは少ないですが、時間は有限だからこそ、自分が興味あること、自分を成長させてくれることに「資源を集中」させたいなと私は思います。

動き回っているけど楽しそうな人たち

私も普段友人であり仕事仲間でもある人たちにお世話になっていますが、なかには「この人いつ寝てるの?」と何度も突っ込みたくなるくらい、いろんなことをされている方がいます。

本業の仕事をして
営業で飛び回って
複業何個もやって
会社も作って
FXなどの投資もやって
人に会いまくって
人と人をつなげて



夜中の1時2時にLINEがあったかと思えば、6時くらいに起きて車で出かける。

飲み会や打ち合わせの時とかに

「スケジュールすごい。調整とかめっちゃ大変では?」と質問すると「めっちゃ大変よ〜。たまに訳わからなくなる〜」と仰ってますが、めっちゃ楽しそうなんですよ。

スケジュールだけ見たら「どこのブラック企業?」と思うことでも、誰かに強制されているわけでもなく、本人が「これをしたい」と思っていることばかりだから、嫌でたまらないといったことはありません。

本人に「まさに『能動的なドM』ですよね?」と言ったら爆笑してました(笑)

他にも

何個も仕事して
会社作って
HPとかも自分で作って
子どもの保育園などの送迎
朝食、昼食、夕食作りもやって

といった人もいます。

口では「めっちゃ大変やわ〜俺のかわりにやってくれ〜」と言っていても、楽しそうにされています。

何もそこまで?とこちらが思ったとしても、本人は「自分がしたい、楽しい」と思っているから苦にならない。

このような人たちに会って話をすると、毎回自分も考えさせられます。

ドM依存はリスク大きい

ただ、どんなに楽しくてワクワクできるものでも、働きまくったら過労で倒れてしまいます(汗)

20代や30代前半くらいまでは「気合い」でなんとかなったとしても、いつまでも肉体労働を続けられるわけではありません。

マンパワーにはどうしても限界があります。

だからこそ、能動的なドMを続けながら、同時並行で労働以外の収入源も少しずつ作っていくことは欠かせません。

楽しいことをしていても、

  • 自分が病気や怪我などで倒れてしまうかもしれない
  • 自分に問題なくても家族が倒れて介護が必要になるかもしれない

そうなると、労働1本に依存していると収入が一気になくなってしまうリスクがあります。

そうなっては困るので「保険」として、労働以外の収入源を作る。

その手段として資産形成、投資があるのかなと思います。

そして、変な投資詐欺とかに騙されないためにも、お金の考え方を学ぶことは自分自身大切だと考えています。