お金の悩みが消えずに、日々の生活や将来、老後どうなるか怖い人も多いのではないでしょうか。お金や老後不安を解消するにはどうすればいいのか。今回はその内容を解説します。
結論
- 悩みや不安を「見える化」する
- お金の基本や考え方、本質を学ぶ
- 資産形成のロードマップを固める
- 不安の正体がよく分からないから
- 何が分からないのか分からないから
- はっきり目に見えるものではないから
- お金の基本や考え方、本質を理解していないから
- 資産形成のロードマップを描けていないから
このような理由があるので、いつまでも「隣の芝生は青く見える」状態です。
そのため
よく分からないけど良さそうに見える「儲かる案件」などの情報が来ると飛びつき、気づいたらお金がなくなるパターンは非常に多いです。
不安が不安を煽る状況
お金は日常生活、人生で最も身近な存在といっても過言ではありません。
資本主義の世の中で生きる以上、お金は無視できないものです。そのなかで、人生の悩みやトラブルの90%以上はお金が絡んでいるといっても過言ではない。
- とにかく毎日不安です
- どのくらい貯金あれば安できる?
- 老後のお金どうすればいい
- 日本はこの先どうなるの、大丈夫?
- 今の収入だと結婚も家も車も子育てもできない
- 年金破綻に備えてたくさん貯金したほうがいい?
ネット上の掲示板をみると時々お金に関するスレッドも立ちますし、人に言えないだけで様々な悩みを抱えている人は多いです。
ネット上の情報、本や雑誌、テレビ番組などから流れる情報のなかには、まるで火に油を注ぐように不安を煽るものも多い。
老後2000万円問題や年金破綻、国家破綻を煽るような記事もあれば、住宅ローンや奨学金で苦しむ事例を紹介するもの、シングル世帯の貧困などを紹介するものもあります。
不安が不安を呼ぶ状態で、ますます心身ともに不安定になってしまうパターンも少なくありません。
お金の不安の正体
どうすれば不安から解消されるのか。
よく自己啓発系の本とかでも言われることですが、不安を消すには不安の正体をはっきりさせる、見える化する必要がある。
不安のほとんどは思い込みで、学べば学ぶほど「なんだ、そういうことだったのか」ということはよくあるからです。
こんなことを言うと
- またそれかよ
- それは自己啓発系の本とかで飽きるほど聞いた
- それはもう知ってるよ
などとツッコミが入るかもしれません。
確かに「不安や悩みの見える化」は様々なところで、それこそ耳にタコができるほど聞かされているので「今さら感」もあります。
ただし、じゃあ実際に「不安や悩みの見える化」をしているかと言うと、そのようなケースは少なく、
- どうせ無理
- 見える化とかありえない
- そんなことやっても変わらない、意味がない
などとマインドブロックが働いて、結局「何もしないまま変わらない状況が続く」わけです。
偉そうなことを言っていますが、過去の自分もまさにそうでした。
ビジネス本や雑誌とかで、見える化が大事と何度言われても、「そうはいってもさ〜、そんなこと言われてもさ〜」状態でした。
具体的に「見える化」する方法も分からず、仮に「見える化」したところで何が変わるのかと懐疑的でした。
そうはいっても、お金の悩みや不安が消えるわけではありません。
モヤモヤした感覚はずっと残ったまま、また明日から日常生活を送る繰り返し。
何が不安なのか、何が怖いのか、はっきりしないまま時間だけが過ぎていきましたが、ある時、実際にお金を稼いでいる人の話を聞いた時
不安って言うけど、何がどう不安なの?リスク怖いって言うけど、何がどうリスクなの?
答えに詰まっていると
何が不安なのかよく分からないことが一番怖くない?何がどうリスクなのかよく分からないまま投資するのが一番リスク高いよね?と言われて、何も言い返せない自分がいました。
不安の正体をはっきりさせないと、いつまでも実際に存在するかどうかも分からない幽霊、お化けを怖がっているのと同じ。
不安の大部分はマスコミなどの情報に踊らされた思い込みのことが多い。
もちろん、なかには重要な情報も混じっているので、それを見極めるリテラシーを身につけていくことが欠かせない。
・・ということを学びました。
テレビやネット、雑誌の影響は大きい
お金の見直しをするときにかなり厄介になるのが思い込みやプライドの部分です。
日本人は同質性と同調圧力が強く働いて、「みんな(周り)と違うことをするのはダメとか恥ずかしい」といった感じになりやすいです。
例えば
- デートNG特集
- デートで奢る人の割合と反応
- デートでクーポンを使う男はケチ
- 結婚資金の相場は300〜400万円
- 結婚式をしないのは恥ずかしい、ありえない
- 結婚したらマイホームを建てるべき
- 就職したら保険に入りなさい
といった感じの特集が組まれると、「この考えが当たり前なんだ、普通なんだ」といった感じで刷り込まれます。
「デートでクーポンを使う男はケチ」といった刷り込みがあると、クーポンを使う人はありえない、一瞬で恋愛対象から外れるといった批判が起こりやすくなる。
「結婚式をしないのは恥ずかしい、ありえない」といった刷り込みがあると、結婚式をしないカップルに対して
- 結婚式しないと結婚した気にならないよ
- 結婚式しないと親が悲しむ
- 家族や友人、会社関係者を招待して結婚式をするのが当たり前
などと突っ込む。
「結婚したらマイホームを建てるべき」といった刷り込みがあると、いつまでも賃貸生活でマイホームを建てない人に対して
- 家賃もったいないでしょ
- 賃貸は家賃捨てるだけ、マイホームが絶対にいい
などと言う人も必ずいます。
「みんなもやっている、私もやっている、だからあなたもやるべき」といった謎の同調圧力をかけられます。
心の奥底では「それっておかしくない?もう時代遅れでは?自分たちは向いていない」と考えていても、周りに好奇な目で見られたくないので、同じように振る舞う人も多いかもしれません。
勇気を出して「自分は自分」と独自路線を貫くと、極端な話「あいつは変わってる」といったレッテルを貼られます(苦笑)
テレビやネット、雑誌の情報はあくまで一面的な考えです。
それが正解とか間違っているとかではなく、それを受けて、自分自身がどうしたいのか、が大事だと考えています。
「自分たちは結婚式をしない、その分のお金を新婚旅行に使いたい」も正解で、周りがとやかく必要以上に指摘する必要はありません。
「みんな(周り)は○○だから」といった基準ではなく、自分はどうしたいのか、判断基準を明確にするのは大事だなと日々考えさせられます。
お金の基本や考え方を学ぶ
少し話が脱線しましたが、お金の悩みや不安を解消するためには、お金の基本や考え方を学ぶ必要があると考えています。
- そもそもなぜお金が必要なのか
- 資産形成をする目的は何なのか
これらをまずはっきりさせたうえで、そのために、どのような手段をとっていけばいいか考えていきます。
ほとんどの人は手段が目的になってしまっていて、過去の私のように、少しでも良さそうな情報が来ると一喜一憂して、結果的にブレブレ状態で、全部中途半端になってしまいかねません。
例えば老後の不安を解消するには、自分や大切な家族が60歳になったとき、どのくらいの資産があって、毎年複利でどのくらい運用されていたらいいのか。
ここをおさえないまま、
Aコインが上がるらしい、いやBコインが儲かるのでは?といった感じで暗号資産系の怪しい案件にお金を入れる、存在するかどうかも怪しい海外の不動産案件にお金を入れる、しかも資産の大半を・・といったパターンが非常に多いのが現状です。
日本ではまだまだ金融教育という考えが浸透していないので、お金の基本や考え方を学ぶためには、本やネット以外にも
・人から学ぶ
・経験から学ぶ
しかないと思っています。
私自身も、セミナーでお金の基本や考え方を伝える活動をしています(詳細はブログのセミナー案内ページ参照)
待っていても教えてくれないからこそ自分で勉強する、情報を取りに行く必要がある。ただ待っているだけでは都合よく搾取されるだけです。
自分自身はいつまでも搾取だけされるのは嫌なので、これからもお金の勉強と実践は続けていくつもりです。