京都で結婚式をしたい、レストランひらまつ高台寺も気になるけど実際どうなんだろう?と検討されている方へ。ひらまつ高台寺を選んだ理由とメリットデメリットを整理しました。
このご時世で結婚式をしていいのかといった不安や悩みをお持ちの方に向けた内容も書いたので、式場選びの参考になれば嬉しいです。
- 京都で結婚式したい
- 京都の結婚式場を探している
- レストランひらまつ高台寺に興味がある
- ひらまつ高台寺のメリットデメリットが知りたい
- ひらまつ高台寺に向いている人、向いていない人はどんな人?
- 結婚式したいけど、このご時世で挙げていいのか悩んでいる
ひらまつ高台寺から広告費などをもらっているわけではないので、良いところも、ここは苦手かなといった部分も忖度なしに書きます(笑)あくまで個人の見解であり、正解があるわけではありません。
今回は「レストランひらまつ高台寺」に関する内容です。東京や大阪など全国にある「ひらまつグループ」が全てこのような感じ、対応というわけではありませんので、よろしくお願いします。
結論
私たちが結婚式会場として数多ある候補の中から「レストランひらまつ高台寺」を選んだのは
- 料理を一番大事にしたかった
- アットホームな結婚式披露宴(パーティー)にしたかった
- プランナーさんを含むスタッフの方々との関係が良かった
主に上記3つの理由からです。
料理を一番大事にしたかった
『結婚式をするにあたって何を一番大事にしたいか、重視したいか』
これは人それぞれです。
何が正解とかないので、自分たちの場合はどうだろうとぜひ何度も考えてみてください。
私たちの場合は「自分とゲストに提供される料理やドリンクを一番大事にしたいよね」と何度も話し合いました。
なぜ料理を大事にしたかったのか。
- せっかく来てもらうので美味しいものを食べてほしい
- 食べたもの、飲んだものが一番記憶に残る
このように考えたから。
自分たちが今まで参加させてもらった友人等の結婚式を振り返って、「Aさん夫妻に招待されたときはこんな料理だった」といった感じで、一番最初に思い出すのは食べ物や飲み物の内容でした。
これを言うと失礼ですが、料理以外の部分(会場の雰囲気、壁の色やレイアウト、プロフィールムービーなどの演出など)はあまり覚えていないものです(苦笑)
その一方で料理は実際に本人の口に入るものなので、良くも悪くも記憶に残りやすいです。
せっかくなら良い記憶として残って欲しいので、普段料理をメインで提供されていて、プロならではのこだわりもあるレストランで結婚式の披露宴をすることにしました。
実際に打ち合わせの段階に入ってからも、「料理は最優先、一番大事にしたい」考えはプランナーさんにお伝えして、品数や内容は何度も打ち合わせして詰めていきました。
結果的にこれは大成功でした。
当日参加された親族や友人からは後日
- 会場名どこだっけ?他はあまり覚えていないけど料理はすごく美味しかったよ
- 料理や会場も落ち着いた感じで良かった。どうやって探したの?
- 料理やワインが美味しくてすごく快適だった
といった感想をもらうことができました。
せめて会場名は覚えてよ・・とさすがに突っ込みましたが、ニヤニヤしたことは内緒です(笑)
ここまではゲストへの料理ですが、盲点になりがちなのが、当日の新郎新婦の食事問題です。
自分自身、これまでゲスト側として友人の結婚式に参加してきて思っていたのは、「新郎新婦がゆっくり食事を楽しむ時間がない」ということ。
- ウェルカムスピーチ
- 親族や友人紹介
- 乾杯挨拶
- 会社の先輩や友人挨拶
- ゲストとの写真撮影
- ゲストとのコミュニケーション
- ゲストの席周り
- お色直し
- プロフィールムービーなどのイベント
など、披露宴の規模や内容によって変化するものの、高砂に料理が運ばれてきても全然食べる時間、タイミングがないわけです。
せっかくあたたかい料理が運ばれてきても全然手を付けられず、気づいたら冷めてしまっている、場合によってはそのままフードロスになってしまうパターンも少なくありませんでした。
もちろん、自分たちの分も披露宴の費用に含まれていますし、せっかくの機会だからこそ美味しい料理も楽しみたいですよね♫
披露宴の時に全部食べられなくても、例えばお色直しの時や披露宴が終わった後にでも食べることができたら嬉しいな〜と考えていました。
そのため、結婚式の会場を決める段階から「新郎新婦の食事問題」は、ひらまつ高台寺のプランナーさんやスタッフの方々に相談しました。
すると
- もちろん新郎新婦にも食事を楽しんで欲しい
- 新郎新婦の動きをスタッフ間で共有しながら出すタイミングを考えている
- 食べられない時には料理もドリンクも出さない
- 出せなかった料理はお色直しや披露宴後などに提供する
といった対応をしているとのこと。
普段レストランの経営をされているだけあって、ひらまつ高台寺側も料理にはプロとしてのプライドがあり、
- 新郎新婦やゲストが食べられないタイミングでわざわざ出したくない
- 一番ベストなタイミングで楽しんで欲しい
とのこと。
料理もただ出すだけでなく、魚や肉料理であたたかいものを出す時は、盛り付けに使用するお皿を、まずは温かくしてから出すようです。
神は細部に宿るとも言いますが、このような細かい部分に気を配ってもらえるのは嬉しいですね。
実際、当日も私たちがゲスト対応などでバタバタしているときは料理は出されず、ゲストの歓談の時間などのタイミングを測って、臨機応変に対応してくれ、自分たちも美味しい料理を楽しむことができました。
アットホームなパーティーにしたい
結婚式といえば、例えば芸能人の結婚式みたいに、一流ホテルの広くて豪華な宴会場で大人数を招待してイベントもたくさんしたいと考える人もいます。
もちろんそれも素晴らしいですが、私たちは豪華絢爛な結婚式でたくさん呼ぶよりは、アットホームなパーティーにしたいと考えました。
せっかくの料理を楽しんでもらう時間を少しでも多く確保したい思いがあったので、催し物もあまり増やさないようにしました。
スタッフの方々との関係
料理の次にこれがかなり大きかったです。
もちろん結婚式は自分たちだけでできるものではなく、準備段階から当日はもちろん、数多くのスタッフの方々に支えられて関わることになります。
不測の事態が発生することも多々あります。
このご時世なので、なおさら通常時ではあまり起こらないようなこと(当日にゲストが体調不良で参加できない、オンライン参加など)も頻繁に発生します。
もちろん入念に何度も打ち合わせは重ねますが、そうはいっても「教科書どおり」にはいかないものです。
その時にプランナーさんはじめ、スタッフの方々にどれだけお任せできるか、お互いに信頼関係があるかどうかが大事になってきます。
このように書くと
「ひらまつのスタッフは人が良くて、他の会場は悪いのか」と思われることもありますが、そういうわけではありません。
いわゆるホスピタリティが素晴らしくて文句のつけようが全くなかったとしても全然合わないこともあります。
一言でいえば「相性の問題」です。
これは最終的にはどちらが良い悪いとかではありません。
これは実際に結婚式の会場を複数みて回って、それぞれの会場のスタッフさんと話をしたりするしかありません。百聞は一見にしかずです。
そのなかで私たちの場合は、
ひらまつ高台寺のプランナーさん、マネージャーさん、サービスやシェフのみなさんの対応が自然な感じで自分たちに合っていて、「ここのみなさんにお任せしたい」と考えるようになりました。
ひらまつ高台寺のメリットデメリット
あまり持ち上げると「サクラ疑惑」がついてしまうので(苦笑)、ここでメリットデメリットを整理してみます。
メリット
- アットホームな雰囲気
- 料理を重視したい人に向いている
- スタッフの方々が家族みたいに接してくれる
- 感染対策もしっかりされている
- 新郎新婦のイメージや希望に沿った内容をシェフが一から考えてくれる
- ドレスショップも複数のお店から選べて、ウェディングドレスはA社、カラードレスはB社といった選択も可能(実際に私たちはそれぞれ別会社でレンタルしました)
- 普段レストラン&料亭として営業しているので、結婚式が終わった後も「帰ってこられる場所」ができる
結婚式専用の会場だと、結婚式が終わった後に同じ会場を使うのはなかなか難しいと思いますが、普段レストランや料亭として営業されているので、結婚式が終わった後も、「帰ってこられる場所」ができます。
- ちょっとリッチな食事がしたい
- 記念日に行きたい
- ゲストとして来てくれたり当日来られなかった家族や友人と一緒に行きたい
- 披露宴会場と同じ場所で食事を楽しみたい
- 披露宴では使っていない料亭の食事も楽しみたい
といったこともできるのは大きいです。
ひらまつで結婚式をすると「メモワール・ド・ひらまつ」という会員証が発行されて、全国のひらまつのレストランやホテルなどを原則20%オフで利用できる権利をもらえます。
有効期限がなく、新郎新婦と一緒に行ったり、新郎新婦がプレゼントしたギフト券を使えば、家族や友人も適用されるので、一生使えるかなりおいしい特権だと思います。
デメリット
- ホテルや専用会場のような豪華絢爛な設備はない
- 挙式会場がないので別会場を自分で探す必要がある(ひらまつ高台寺でもできるが、入口の広いスペースを活用するか、披露宴会場で人前式をするケースもある)
- 大人数を招待できない(人数制限で当時は最大50名程度)
- 鉄道の駅やバス停からやや遠いので、タクシー利用が多くなりやすい
- 高級レストランの位置づけなので費用は全体的に高め
結婚式をメインで行う会場ではないので、豪華絢爛な設備や備品はありません。
そのため
- お色直しは階段を使って会場に降りる演出がいい
- 豪華なシャンデリアがいくつもある広い会場がいい
- グランドピアノや楽器を使った演出をしたい
- 劇場のようなステージを使って催し物をたくさんしたい
- 100名以上のゲストを呼びたい
- ディズニーのような結婚式をイメージしている
といった方は向いていないと思います。
チャペルを併設している会場もありますが、ひらまつ高台寺には挙式会場がないので、別会場を自分で探すか、提携会場を探してもらう必要があります。
和装の場合、近くに八坂神社があるので、そこで神前結婚をして、ひらまつ高台寺のレストランや料亭で会食をするパターンも多いです。
私たちの場合は、別会場(教会)で挙式をして、ひらまつへ移動する形をとりました。
もちろん、レストランで挙式をすることも可能です。
レストランの入口に広い待合や打ち合わせスペースがありますが、そこを活用して挙式会場にするパターンもあれば、レストラン会場で食事の前に人前式をされるパターンもあります。
挙式は厳かな形にしたいといったこだわりがなければ、その選択肢もアリかなと思います。
あと、みんな気になる「お金」の部分にも関係しますが、ひらまつは高級レストランの位置づけなので、費用は全体的に高くなりがちです。
ひらまつだけでなく、京都で結婚式する場合は高めですね。ざっくり高めに見積もって「7万円×人数」くらいだと思います。
感染対策はどうなっている?
- 打ち合わせの時も含めて訪問時は毎回検温&手指消毒
- スタッフは全員マスク着用&随時手指消毒
- 会場収容人数を減らす(通常時80名→当時は最大50名でした)
- 会場の換気
- 招待状発送時に感染対策のチラシ封入
- 3密を防ぐためにゲストの受付開始時間をずらす
- ゲスト全員の検温&手指消毒
- パーティー開始前に司会から感染対策のお知らせ
といったことをされています。
これはあくまで当時の対応ですが、当日万一ゲストの中に体調不良の人がいたら料理のキャンセル費の免除をしてもらえました。
実際に数名の方からご自身や家族の体調不良や疑いで参加できなくなったケースがあり、私たちもゲストも助かりました。
このように状況に合わせて、感染対策はしっかりされている印象です。
もちろん絶対はありませんが、これはひらまつ高台寺や結婚式会場に限らず、どこでも、どんなパターンでも同様です。
ひらまつ高台寺に向いている人、向いていない人
メリットデメリットとかぶる部分もありますが整理してみました。
向いている人
- 料理を重視したい人
- アットホームな結婚式にしたい人
- スタッフの対応を重視したい人
- 京都らしさを大切にしたい人
- 会場の雰囲気やゲストとの時間を大切にしたい人
- 結婚式が終わった後も、食事や宿泊などで「ひらまつグループ」を楽しみたい人
- メモワール・ド・ひらまつの特権が欲しい人
向いていない人
- 一棟貸しなど結婚式専用会場を使いたい人
- 同じ場所で厳かな挙式と披露宴をしたい人
- ディズニーのような結婚式をしたい人
- 豪華絢爛な結婚式をしたい人
- 食事以外の部分(催し物の数や内容など)を重視したい人
- 100名など大人数を招待したい人
- 結婚式にはあまりお金をかけたくない、かけられない人
まとめ
私たちが「レストランのひらまつ高台寺」を選んだ理由、メリットデメリット、向いている向いていない人について整理しました。
- 京都で結婚式したい
- 京都の結婚式場を探している
- レストランひらまつ高台寺に興味がある
このような方々の参考になれば嬉しいです。
このご時世で
- 結婚式したいけど、本当にしていいのか
- 開催日決まって準備進めてるけど、このままでいいのか
- 予定通りでいい?延期や中止は考えたほうがいい?
- もし延期や中止を決めたらどうすればいい?
といった不安や悩みを抱えている人も多いと思います。
私たちも結局は2020年12月に開催しましたが、最後の最後まで予定通り開催するかどうか悩みました。
そのなかで、ひらまつ高台寺のプランナーさんにも何度も相談しましたが、丁寧に対応してくれて、感染対策もその時の状況にあわせてしっかりされているところは良いと思いました。
コロナ禍と結婚式については、自分たちも、まずは別会場で契約して中止&白紙に戻した経験があります。
白紙に戻したうえで「やっぱりやりたいね」と話し合って、ひらまつ高台寺ですることになった経緯があるので、そのあたりは別記事でふれていこうと思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。