PayPayに限らず楽天やd払いなどもそうですが、あなたはなぜキャッシュレス決済を使うのでしょうか。なぜ現金を使うのか。LINEを使うのか。私たちが普段あまり意識しないけど大事なことを解説します。
私たちが普段お店や通販などで買い物をするとき、様々な方法で支払いをしています。
・現金
・クレジットカード
・プリペイドカード
・スマホ決済
などいろんなものがありますね。
スマホ決済も以前に比べて集約されてきたとはいえ
・PayPay
・楽天Pay
・d払い
・メルペイ
など、いろんな手段があります。
特にスマホ決済は大小問わず、ポイント還元キャンペーンを何度もやっているので、それをきっかけに使い始めた人も多いのではないでしょうか。
PayPayを使う理由
例えば最近PayPayを使い始めたとして、そもそも、なぜ使うのか、使うようになったのか。
それは
- きちんと使えることが分かったから
- みんな(周りで)使っている、使い始めたから
です。
コンビニや飲食店のレジで他の人が使う様子を見て、ちゃんと使えることを知った、分かったからです。
PayPayが登場した頃は
- スマホ決済って何?
- なんか怪しそう
- そもそもPayPayって名前何なん?
- ちゃんと支払いできるの?
- 個人情報とか大丈夫?
- 現金やカードで払えるのに必要ないやろ
といった声も多かったはず。
それが今では
PayPayという名前も浸透して、みんな当たり前のように呼び合い、ポイント還元キャンペーンもあって使う人が増えました。
街中の飲食店やスーパーなどで「PayPay使えます」といった、のぼり旗やPOP広告をみかける機会も増えました。
そのなかで、今まで全く興味がなかった人も
- なあ、PayPayってみんな使ってるけど何なん?
- 使い方教えてよ
- 使ったら何かお得になるの?
となって使い始め
支払いをしてポイントがつき、
それが次回以降の支払いで使えると分かると、
- これ支払い便利でいいな
- わざわざ現金を出さなくていいし
- なんでもっと早く教えてくれなかったの?
となります。
そして、それが続くとPayPayで支払うことに抵抗がなくなり、まるで前からそうだったかのように無意識に当たり前になっていくわけです。
LINEを使う理由
先ほどはPayPayを例に説明しましたが、他も同じようなことがいえます。
例えばスマホも、いまや子どもから大人にいたるまで多くの日本人が利用しています。
ただ、2007年にはじめてiPhoneが出た時はそうではありませんでした。
「これはすごい」といった意見がある一方で
- これはITオタクの道具
- ボタンがない携帯電話誰が使うの?
- どうせすぐに飽きられる
- パソコンがあれば十分
- 家の外でパソコンみたいに使いたい人っている?
といった批判的、懐疑的な声も多かった。
それが今ではみんな当たり前のように使っています。
iPhoneやAndroidのスマホをみて「これはITオタクが使うもので一般人には関係ない」と考える人は少ないでしょう。
むしろスマホを使わずガラケーを使っていると「いまどきガラケーなの?」などと言われるくらいです。
LINEもそうですね。
最近は個人情報の問題が取り沙汰されましたが、だからといって全員が使うのをやめて他のメッセンジャーアプリに乗り換えるかと言われたら、もはや難しい状態です。
LINEがなかったら連絡できない、話にならない人も多いのではないでしょうか。
そのLINEも登場した頃は、メールでいいやん、既読機能は必要?といった声も多かったですね。
アマゾンや楽天などの通販もそうです。
- 百貨店などのリアル店舗で買えばいい
- 誰が通販でモノを買うのか
- 通販でクレジットカード情報を入れる人がいるのか
といった状態から、もはや日常生活では欠かせない存在となり、トイザらスなどが閉店に追い込まれるなど、私たちの生活スタイルを一変させました。
最初はなんでも怪しい
・PayPay
・スマホ
・LINE
・アマゾンや楽天
これらを例に挙げましたが
今でこそ市民権を得て、当たり前の存在になっているものも、最初は全て共通して「怪しい」存在でした。
怪しい、詐欺だ、こんなの誰が使うのか、どうせすぐにつぶれるなどと言われながらも成長を続けて、気づいたら生活に欠かせないものになっていったわけです。
今まで見たことがないものに出合うと、防衛本能から拒否反応を起こします。
それが
- 実際に使えることを知る
- 実際に使えると分かる
- みんな使っている
- 乗り遅れたくない
といった過程を経て、拒否反応が薄まっていき、受け入れる。
そしていつのまにか浸透して当たり前の存在になり、生活に欠かせない、なくなったら困るものに「進化」していく。
もちろん100あれば90以上は市民権を得られずに消えていきますが、今でこそ当たり前のように使われているモノやサービスも、最初からそうだったわけではありません。
資産形成を含むお金全般もそうです。
中身がない詐欺案件とかは論外として、投資は怪しいし詐欺だと考えている場合も
まだ
- 実際に使えることを知る
- 実際に使えると分かる
このような段階に達していないケースがほとんど。
特に日本人は「周りがどうか」でかなり判断しがちです。
みんなやっているから
- 預貯金する
- 満員電車に乗って通勤する
- マイホーム買う
- スマホを買う
- LINEを使う
みんなやっていないから
- 投資をしない
- 投資は怖いし詐欺じゃないのか
- 資産形成、資産運用と言われてもイメージできない
- お金の勉強や実践の必要性をあまり感じない
といった感じですね。
先行者利益の存在
ただ、みんなやってるからと気づき始めてから行動すると、「時すでに遅し」になっていたり、うまみが少なくなっていることも珍しくありません。
キャッシュレス決済のPayPayも登場し始めた頃はユーザー獲得のため、特に条件を課さずにいつでもポイント20%以上還元、抽選で100%全額キャッシュバックといった大盤振る舞いでキャンペーンをしていました。
約20万円するMacBookを家電量販店でPaypay払いをして、全額ポイントで返ってきた人もいたましたね。
もちろん今も随時キャンペーンをしていましたが、登場し始めの頃に比べると落ち着いているのも事実です。
このようにキャッシュレス決済のキャンペーンに限らず、先行者利益が存在するのも事実です。
周りが本当に大丈夫なのかと懐疑的に見ているなかで、リスクをとって使い始めた人は、初期の恩恵を得られたわけです。
まとめ
今回は「なぜあなたはPayPayやLINEを使うのか」解説しました。
もちろん正解はないし、PayPayやLINEを推奨したり、もちろん叩く記事でもありません。
- 見たことがない、聞いたことがないものに出合う
- 防衛本能から拒否反応を示す
- みんな使い始める
- 実際に使えることを知る
- 実際に使えると分かる
- 乗り遅れたくない
- 本格的に参入する
このような流れで「堅実に」行うのも大事かもしれませんが、それが全てではないのかなと考えています。
- みんなやっている(やっていない)から正解とは限らない
- 分からないから価値があるのも事実
- 先行者利益の存在
- リスクをとらないとリターンを得られない
先の見えない時代だからこそ、このような部分も注目していきたいですね。