- あの時こうすれば良かった
- もっと早くすればよかった
このように後悔したことがある人も多いのではないでしょうか。
ただ、時間は残酷で、どんなに願っても取り戻すことはできません。過去には戻りたくても戻れません。
だからこそ、
後悔しない人生にするために必要な考え方とは?
今回はそれらの内容を解説します。
これは自分自身、今後も後悔する機会を少しでも減らすために大切にしたい考え方です。
死ぬ直前に多くの人が後悔すること
- もっと自分らしく正直に生きればよかった
- 働きすぎなければよかった
- 自分の気持ちや言いたいことをはっきり伝えたらよかった
- もっと友達と連絡をとればよかった
- もっと自分の幸せを追求すればよかった
本やネット上でも様々な内容がありますが、おおむね、このような内容が多いです。
「死ぬ直前に」と書いていますが、それ以外の時でも後悔の言葉として発するケースは多いと思います。
もっと自分らしく正直に生きればよかった
これは頻繁に聞きます。
日本は同調圧力が強いので、本音と建前を意識してしまい、「本当は違うのに、無理して周りにあわせてしまう」ことも多いのではないでしょうか。
その結果、自分が本当にしたいことは、なかなかできないまま時間だけが過ぎていく。
そして、年齢を重ねていくなかで、もっと自分らしく生きればよかったと後悔する。
毎年、元旦など年の始まりに夢や目標を掲げる人も多いですが、ほとんどの場合は、半分も達成できないまま、これまでと同じような生活を続けます。
その時は
- 仕事が忙しいから
- 育児や家事で忙しいから
- 時間やお金がないから
- パートナーや親などの反対にあったから
といった理由をつけるものの、結局はそれすらも自分自身の決断次第だった、ということに気づく。
働きすぎなければよかった
これもかなり多いです。
仕事も大切だけど働きすぎなければよかった、もっと家族との時間を大切にすればよかった・・といった感じです。
例えば高度経済成長期を経験した世代は、「男が家計を支えるもの」と教えられ、今では考えられないくらいのブラックな環境で一生懸命働いて、家族を養いました。
その結果、戦後焼け野原だった日本が、「1世代」で先進国の仲間入りをするまでに回復、レベルアップしたわけなので、いま30代の自分としても親世代には感謝しかありません。
ただ、その一方で仕事に追われ、「もう少し家族との時間を大切にすればよかった」と後悔する人も多いです。
自分の気持ちや言いたいことをはっきり伝えたらよかった
「もっと自分らしく正直に生きればよかった」でも説明した通り、同調圧力の影響で、円満な人間関係を壊したくないあまり、本音を奥底に封印する人も多いです。
ただ、本音を封印して無理し続けると、それはストレスとして蓄積されていくので、いつか爆発しかねません。
場合によっては「○○うつ」の症状になって苦しんでしまうケースもあります。
周りが何を言おうと、自分自身の人生には最終的に誰も責任をとってくれません。
もっと友達と連絡をとればよかった
人はひとりでは生きられません。
必要以上に気を遣ったりして、「いま連絡したら迷惑かな」と自己完結してしまって、気づいたら疎遠になってしまうケース、自分自身も多いです。
もっと自分の幸せを追求すればよかった
子どもの頃は無邪気に
- 将来は野球選手になりたい、パティシエになりたい
- 世界一周をしたい
- 好きな時に好きな人とたくさん旅行したい
- 豪華な家に住みたい
といった「幸せ」を披露します。
ただし、年齢を重ねるほど、「世の中の現実」に気づき、これらの内容をいえば「もっと現実をみろ、世の中は甘くない」などとクギをさされる。
そのなかで、時間の経過とともに「慣れ」も生じ、良くも悪くも慣れからくる快適性、仕事や家族、環境といった条件を言い訳にして挑戦を避ける。
最初はこんなの嫌だと思っていたとしても、
- 住めば都か
- こういう人生も悪くないよね
- 自分ってこのくらいだよね
などと線引きをして納得させようとします。
幸せや情熱は心の奥底に封印され、
自分ができなかったことをしている人、常に新しいことに挑戦している人がいると悔しくなって、叩く人もでてくる。
「世の中甘くない、現実をみろ」といった呪縛にとらわれて、いつしか自然に笑って生きることもできなくなる。
そして、人生の終盤に「やっぱりもっと自分の幸せを追求すればよかった」と後悔するパターンです。
時間は残酷で平等
時間は残酷です。
タイムマシーンが発明されて、過去現在未来が何度も簡単に行き来できるようになれば別ですが、
いまの科学技術では、どんなに後悔しても、大金を積んで願っても、過ぎた時間を取り戻すことはできません。
現在40歳の人が20歳に戻りたい、20年分の時間を取り戻したいと思っても不可能です。
ただ、その一方で、世の中にある様々な資産の中で唯一といっても過言ではないくらい「平等なもの」です。
全世界の人類だけでなく動植物、あらゆるものまで「1日24時間」は平等に与えられています。
いまこの瞬間に生まれた赤ちゃんも、資産1兆円の大富豪も、全員平等の資産(資源)です。
残酷かつ平等な資源だからこそ、もっと時間を意識していきたいと自分自身考えています。
時間は有限・過去には戻れないからこそ
私は「老後を含めた将来の資産形成のため」に投資信託を毎月コツコツ積み立てていますが、これも複利を最大限活かすためです。
複利は20年め以降に伸びるともいわれ、そのためには少しでも多くの時間を使う必要があります。
20年め以降に伸びるということは、10年以内や、1年2年といった短期ではあまり意味がなく、効果は単利とほとんど変わりません。
長期投資で大切なことは早く気づいて早く始めること。
10年20年、それ以降にようやく気づいても、それまでに過ぎた時間は取り戻せないので、そこからできる方法を考えるしかない。
もちろん長期投資が全てではありません。
資産や年齢によってとれる手段は変化しますが、ベースとして複利を活用できるものを持っているかどうかは大きいと考えています。
資産形成はお金がないとできない、これも大きな誤解です。
お金の考え方の話をすると
- まだ貯金が少ないのではやいです
- お金が貯まったら教えてください
- 資産形成?お金がある人は必要だろうけど、ない人は関係ない話
などと言われることも多いですが、むしろ逆です。
お金がない時こそ、お金の考え方を学ぶ必要があると考えます。
- どうすればお金が貯まるのか
- どうすれば種銭(軍資金)を作れるのか
- どのように資産形成していけばいいのか
これらは一朝一夕で身につくものではなく、コツコツ学び続けるものだからです。
仮にお金が貯まって、何か運用でもしていきたいな〜、運用したほうがいいよねとなった場合、
付け焼き刃の知識状態だと、あなたのお金を狙う詐欺師連中に都合よく搾取される可能性もゼロではありません。
変な投資詐欺から身を守るためにも、いまお金があるかどうかに関わらず、必要な教養だと考えています。
まとめ
時間は有限・過去には戻れないからこそ、後悔しない人生に近づけるためにも、定期的に見直していきたいのは資産形成(投資)、お金の分野だけではありません。
例えば
- 労働時間を減らしながら収入を維持、ふやすにはどうすればいいか
- 本音と建前を抜きにして、そもそも自分は何をしたいのか
- どのような状態になったら「自分は幸せ」と言えるのか
といった内容を常に考えて試行錯誤していきたいですね。
- もっと自分らしく正直に生きればよかった
- 働きすぎなければよかった
- 自分の気持ちや言いたいことをはっきり伝えたらよかった
- もっと友達と連絡をとればよかった
- もっと自分の幸せを追求すればよかった
これらの後悔をしないために何ができるのか、自分自身も常に考えていきます。