日々の生活や将来不安から積極的にお金や投資の情報収集を行い、様々な手段をとる人もいますが、
なかなかお金(資産)が増えず、場合によっては、やればやるほどなぜかお金が減るケースも少なくありません。
それは一体なぜなのか。
どこが間違っているのか。
今回は過去の自分の経験や反省、今後への戒めもふまえ、そのあたりの内容を解説します。
やや辛口で長いです(笑)
よくあるケース
今のままではいけないと思って投資を始めました。
ただ、何をやっても、いつまで経っても全然お金が増えません。詐欺にあったのかもしれません。
お金が減ってこのままでは生活できません。どうすればいいですか?
このような質問を受けることも多いです。
結論からいえば、本人は投資をしているつもりでも実際は投資ではなく投機(ギャンブル)をしているケース、これは非常に多いです。
過去の自分自身もそうでしたが、
早く稼ぎたい、お金を増やしたい、楽して稼ぎたいといった思いが先行して、結果的によく分からない、実態があるかどうかも怪しい案件に手を出して失敗してしまうパターンです。
いわゆる「案件」以外にも、ネット上にはバイナリーオプションなどのツールもたくさん出回っていますね。
もちろん、なかには真っ当なものもあるので全部そうではありませんが、99%以上怪しいといっても過言ではありません。
手っ取り早く稼げる商材やツールを求めた結果、思うように稼げず、商材代やツール代だけ払って終わりになってしまう。
なかには、実際に買って結果が出ない理由で態度を硬化させ、誹謗中傷や文句を言いまくる人もいます。
そもそも投資に絶対はない
投資でも投機でもそうですが、そもそも絶対、100%は存在しません。
もちろん、例えば販売したツールを配布しない、いつまで経っても一度もエラーを改善する気がないといった場合は、提供者や運営側にも問題はあります。
ただし、
完全に動作が保証されるものは世の中に存在しませんし、最初から全く問題なく動くものもかなり少ないです。
もし仮に、
最初から問題なく動いて損すること無く右肩上がりに稼げるツールがあれば、世の中全員億万長者になっているはずです。
では、何のためのツールなのか。
あくまで補助的な立ち位置です。
バイナリーオプションもFXも自分自身、自動売買などのツールをいくつか試したことがあり、現在も運用しているものもありますが、ツール丸投げで稼げるわけではありません。
ツール、商品、サービス、なんでもそうですが、アップデートを繰り返しながら改善されるものです。
アップデートも場合によっては1週間、2週間、1ヶ月、それ以上単位で繰り返されます。
大手企業のように、人的資本や資金もあるとか、銀行などのようにセキュリティなどで万一エラーが発生すると、人々の生活に多大な影響を及ぼす場合は別にして、
中小企業や個人が展開する商品やサービスは、世の中に出してお客さんの反応や意見を集めながら改善されるものです。
スマホアプリもダウンロードした後、普段あまり気にしていなくても、裏側では常にアップデートを繰り返しています。
最初から完璧なものはない・・・これを理解していないケースが非常に多い。
世の中には様々な思惑が動いている
商品やサービスを購入し、うまくいかないからと文句を言い、コミュニティなどでも当たり散らして批判しまくる人もいます。
イライラする気持ちも分かりますが、そのような人ほど、自分に落ち度があったり、アップデートで状況が改善されると、何事もなかったかのように振る舞うパターンかなり多いです。
以前、情報との関わり方の記事でも書きましたが、世の中には様々な思惑が動いていて、何が本当で間違っているのか、分かりにくい状態になっています。
ネット上に悪い口コミがあるからイコール悪いとも限らないし、反対に良い口コミがあるからイコール良いとも限らない。
例えばハイエナ商法といって、
販売者や商品を叩き、購入者(参加者)に共感し、彼らのイライラや不満につけこんで、自分の商品やサービスをPRしてくる人もいます。
なかには真っ当なものもあると思いますが、他の商品やサービスを叩いて蹴落として、自分の商品やサービスを猛プッシュするパターンで、うまくいったケースをほとんど聞いたことがありません。
そして、叩きまくった人はハイエナ商法で近づいた人の商品やサービスを買い、また叩きまくる・・といったループ。
結局は、手のひらで踊らされ、都合よく搾取されてしまうのです。
『一生ついていきます』は信じるな
なかには、「やっぱり○○さんすごいです!一生ついていきます!いろいろ言ってしまいましたが、すみませんでした」などと持ち上げ始める人もいます。
「一生ついていきます!」と言って、ついてくる人はほぼいませんし、聞いたことがありません(笑)
「Aはダメだ、Bさんについていきます。弟子入りさせてください!」と言うCさん。
このようなやりとりを様々なコミュニティで見かけることがありますが、これも高確率で成功しないと思います。
弟子入りしたいと考える人、弟子入りを依頼されたBさんともにデメリットが大きく、誰も得をしないパターンになる可能性が高い。
上記のケースではBさんはAさんとCさんの修羅場をコミュニティを通して見ているはずです。
最初は気前よく持ち上げていても、何か都合が悪いことがあれば、Aさんにしているように突然自分に牙を向けるかもしれません。そのようなリスクを背負ってまで、Cさんを迎え入れるかどうかは疑問です。
CさんはCさんで、AさんからBさんに乗り換えたとしても、根本的な部分の考え方が変わったわけではないので、Bさんに丸投げする感じで何も変わらない。そしてすぐに結果が出なければBさんを叩き始めるでしょう。
他の参加者も冷静にみている
何か不都合なことがあり、販売者や運営者を罵り、問題解決したとして、
ご本人はスッキリするかもしれません。
ただし、
文句を言われコミュニティなどでも当たり散らして批判されまくった側は、口には出さなくても結構覚えているものです。
運営側だけでなく他の参加者も冷静にきちんと、やりとりを見ています。
そのなかで、知らない間にますます心身ともに孤立していくケースは無数に見てきました。一時的に快感を得られても、結局は回り回って損しているわけです。
議論と誹謗中傷は違います
このように言うと、
- 何か不都合や不具合などがあったら文句の1つも言ってはいけないのか
- 黙って泣き寝入りしろということか!
このように言われることがありますが、そういうわけでは全然ありません。
もちろん納得できないことや、不誠実な行為があれば、「それはおかしくありませんか?」と質問したり、改善を求めるのは当然のことです。
誹謗中傷や文句、当たり散らして批判することと、建設的に意見を言って状況改善を求めたりすることとは全然違います。
お金を払えば自動的に稼げる、成功するわけではない
販売者や運営者にお金を払えば自動的に稼げる、成功すると勘違いしている人も多いです。
例えば
- 自動売買ツール
- 裁量取引を教えるスクール
- アフィリエイトで稼ぐ方法
など、世の中には様々な商品やサービスがあり、オンラインサロンやスクール形式で提供されているものも増えてきました。
それを購入し、結果を出す人も多い一方で、何を買っても全然結果が出ない、お金だけ出ていって、何も変わらないケースも多いのも事実。
一体、何が違うのか。
様々な原因が考えられますが
- お金を払えば自動的に稼げるようになる
- お金を払ったから手取り足取り教えてもらえる
- お金を払ったから絶対に成功させてもらえる
などと、勘違いしてしまっていることも非常に多い。
そもそも世の中に絶対というものはないですし、何か商品やサービスを買ったから自動的に稼げる、成功するわけでありません。
どんなに素晴らしい商品やサービスを手に入れたとしても、結局は自分自身で行動しなければ何も変わらない、考え方がしっかりしていないと、宝の持ち腐れで終わってしまいます。
自分で評価を下げる人たち
何かムカついたことが起こると、誹謗中傷を言いたくなる、コミュニティーなどで文句を言って共感してほしい気持ちも分かります。
私も昔それをしてしまったことがあります。
クレクレマンで、結果が出ないと「お金払ったのに何も変わらない、おかしいじゃないか、お金返せ〜」みたいな感じですね。
ただし、それをやっても実際は意味がないし、デメリットが多いと気づきました。
- もし自分側に責任や原因があったら
- 初歩的なミスをしていることが原因だったら
今まで文句や誹謗中傷を散々言われた側は、口には出さなくても結構覚えていますし、運営側だけでなく他の参加者も、実際冷静にきちんと、やりとりを見ています。
バツが悪いと思うのか、今さら引くこともできず、何事もなかったかのように振る舞う人もいます。
今まで「てめえ、ふざけんな、このやろ〜」とか言っていた人が、急に「大変失礼しました。文句言ってすみません。つい熱くなって暴言を吐いてしまいました。今後は慎みます」などと急に変化したらどうでしょうか。
人間の表と裏を見たような気がして恐怖しかありません(苦笑)
何を言っても、
- 裏で何か言われているのかな
- また都合悪くなったら口が悪くなるんだろうな
などと勘ぐられてしまい、信じてもらえなくなります。
そして、次第に孤立していき、何もできないまま撤退する。
このように、
知らない間に心身ともに孤立していくケースは無数に見てきました。一時的に快感を得られても、結局は回り回って損しているわけです。
そしてまた騙される
「自分で評価を下げる人たち」とやりとりをしていると、今までに何度か詐欺師に騙されて搾取されたことがあるケースが多いです。
- 今までもインターネットビジネス系で怪しい情報商材やツールをつかまされて、お金を失ったことがあります。
- インターネットビジネス系では散々痛い目にあってきたので「またいつものことか」と思うようにします。
などと、謎の開き直りをされることもありますね。
もちろん騙すほうも悪いです。
ただし、その一方で、
厳しい言い方になってしまいますが、
騙された経験をムダにしないためにも、
- そもそも、なぜ騙されてしまうのか
- 一度だけでなく何度も騙されてしまうのか
- 散々痛い目にあってきたのであれば、今後どうすれば痛い目にあわないで済むか
考える必要もあります。
そうじゃないと、これからも何度も騙されて、都合よく搾取される可能性が高いからです。
そんなもん販売者や運営者が悪いからに決まってるだろ〜では、思考停止になっているので注意したいですね。
「販売者や運営者がク○で、全然ダメ!あいつは詐欺だから気をつけろ!」などと宣伝しまくっている人ほど、よく内容を確認すると、ご自身のミスや勘違いに原因があることも多いです。
まとめ
誤解があるといけないので補足すると、
「何か問題があっても販売者や運営者のせいにするな、文句は絶対に言うな、泣き寝入りしろ」などと言いたいわけでは決してありません。
相手が何か勘違いしていたり、明らかにこれはおかしいのでは?商品を買ったのに引き渡さない等のケースが発生すると、「これはおかしいですよね」と言うこともあります。
ただし、
「ふざけんな・・(誹謗中傷の言葉)」は使わないようにします。
建設的にこちらの意見を言って「議論」して対応してもらう。
そして、こちらにミスや勘違いがあれば素直に謝罪する(これができない人がかなり多い)。
すごく気まずくなって、プライドが邪魔したりして、言いにくいこともありますが、相手も人間なので、これをするしないでは印象も全然違ってきます。